定期レポート#70_2024年08月

総走行距離
82,337km(当月+1,556km

今月のロードスター
この酷暑ゆえに積極的に曉号を出す気にならない。どうせ幌を開けられないし、エアコンのせいでトルク削られるし……とネガティブに考えてしまう。だからもっぱら近所を乗り回しているだけなのだが、例えば赤信号で停車中に、ふと自分の腰とシートバックが少し浮いていることに気が付く……なんて場面があったとする。停車中をこれ幸いに運転姿勢を改めてきっちり定めるわけだが、そうやって次に走り出した時の自分と曉号の一体感がすごい。なんの工夫もない表現だが、本当に自分の手足の延長上にタイヤやエンジンがいるような心持ちになる。旋回動作中、背骨はこれ一切余計な動きは必要なく、足首の先と二本の腕だけでコントロールできているような気になる。改めてマツダのこの運転姿勢の作り方は本当に見事だと思う。

NDロードスターのこの運転手の収まり具合を体験すると、世に数多あるFFパッケージ車両の運転姿勢が、ずいぶんアップライトに座らされていることに気が付く。アップライトでも別段かまわないのだが、一般的にFFコンパクトカーはメーカーが想定する運転手の体格が多様過ぎて、その分「座らせ方」を狭く限定できず、結果的に自分にぴったりな運転姿勢を見つけにくくしているような気がしてならない。真面目に運転姿勢を追求しているなら良い方で、そもそも正しい運転姿勢を取れない、取りにくいクルマすらあるのだから酷い。でも若い内に運転免許を取得し、FFパッケージしか運転したことがないと、こういうことって気が付かないことが多いはず。今でも筆者の身の回りでヤケにハンドルに近過ぎるとか、座面のハイト調整ってご存知?と言いたくなるほどコクピットに沈み込んでいるような奇異な姿勢で運転されているクルマをボチボチ見かける。あんなのに追突されるのはイヤだなぁ。

10件のコメント

  • 着座姿勢めちゃくちゃ分かります!個人的には殆どの車(SUZUKIキャリイからジムニー、207,4Cまで)は基本背もたれ立ち気味に座るとたいていしっくりきます。多分、本文にある一体感を自分なりに直感で求めていたのかと。実はスポーツ系の車を乗り継いで来た言い訳に「着座位置が低いから天井に頭が当たらない(座高が高いから)。」です(笑)。一昔前の、特にセダンは結構ヘッドクリアランスなかったですよね。もちろん本音は「速くてカッケーのが良いんじゃい!!(笑)」ですが。あ、次の通勤車は「もともと」スポーツ系ではないけどヘッドクリアランスは大丈夫です。しかも速くはないです(笑)。

    • そのクルマにとって正しい運転姿勢を取ろうとする時、メーターパネルに正対という条件が前提としてありますが、それを遵守しているとシート背面は立ち気味になりますよね。で、そうやって調整していくと、走行時に下からの入力を身体に感じにくいというおまけも付いてきますし。それこそ20代の頃から、「スポーツカーの運転姿勢は寝そべり気味」と固く信じていて(笑)、どんなクルマでも背面をガバッと寝かせて運転していたものです。阿呆。阿呆ですな。でもMiToを購入した時それが一切通じず、「え?スポーツカーなのに、こんなアップライトな姿勢なの??……でもこっちの方が運転しやすいし、気持ち良いし……」と強制的に改心させられました(笑)。まぁ大元はプントですから当然なんですけどね(笑)。
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      往年のカリーナEDとかスプリンターマリノとか、酷かったですよねぇ。あ、どっちもトヨタだ(笑)。新通勤車、こうなったら完全に伏せておいて、オフ会でアンヴェールといきましょう!P姐さんに「オフ会準備できました」と一本ラインを入れていただくだけで、あとは勝手に集まりますんで(笑)!

  • 実はマークII兄弟や歴代クラウンもきついです。通勤車そこまで期待していただいて「え~っ」もありそうですが、それも笑い話になりそうで面白そうですね!やりましょう!

    • ぜひぜひ!どんなクルマであれ、乗ったことのないクルマに乗ることはヘンタイにとって歓びですから!

  • こんにちは
    自分が行き着いた結論はとにかく低くする…のが一番良いってなってしまってますw
    ヘルメット被ると頭が当たる問題はありますが、シートポジションが高いとステアリングを引いて切ってしまう癖があると師匠に指摘されてからそうなりました。
    師匠からは「挙動はケツで感じろ!」が口癖の師匠だったのでシートのクッションもギリギリまで取っ払うのが基本になっちゃいましたw
    なので、自分も一般的なポジションよりステアリングが近い民族の部類に入りますねw

    • ざわさん!正直、公道の安全運転のあれこれの基準と違います(笑)!「挙動はケツで感じろ!」は真理だと思いますが……。ま、腰と三半規管ですよねー。
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      自分の所有車に限って言えば、アルファロメオ MiToはグランデプントという実用車ベースなので、スカットルもそのまんまそびえ立ってたし、着座最低位置もまったく実用車のそれ。でも屋根は高くしたくない(スポーツカーだから(笑))。ある意味チョップドトップですわ。で、それでもなんとか帳尻合わせてポジション出して、それでも割を食っていたのが前方視界。そのことはプントエヴォに乗り換えた時にわかったんですが ←遅い! あとRHDモデルのペダルオフセットが酷かった。自分は連続走行400kmくらいで毎度膝が痛くなりはじめました。MiToは自分の人生を変えてくれた師のようなクルマですが、アルファの「ま、こんなもんだろ」が透けて見えるクルマでもありました(笑)。運転姿勢で悩むのは馬鹿馬鹿しいですなぁ。

      • 確かに…w
        もう今のポジションが基本になってるのでこれで体力が持つ限り走れますが…自分の過去の経験上なんだかんだで1番走ったのは昔タクシー会社で働いてた時のセドリックだったかもしれないですw
        なんせ1年で20万キロ、13勤1休の周期で70歳声の相勤と市内を走りまくってて1ヶ月299時間ハンドル握ってましたしね…角張った車で視認性抜群という車はなんだかんだで最強かもですw

        • なんというか……、壮絶な記録ですね……。すごい。セドリックかぁ。あの辺のVIPセダンっていうの?運転したことがないんです。クラウン、セドリックと乗り継いだ先輩がいて助手席に短時間乗ったことはありますが、当時はクルマとはなんぞやみたいな意識すらもっていなかったからまったく記憶にないしなぁ。あ、クラウンの助手席が「まるでソファじゃん!」と思った記憶はありますが。あとフェンダーミラーってそんなに不便じゃないじゃんというのは最近思います。むしろドアミラーって視線移動が多い割りには死角もそれなりにあるし。
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          13勤1休……。

          • あの頃のセドリック(タクシー用)はベンチシートでフカフカのソファでしたw
            日常使用してた車はバッキバキに固めてた車(バネレート20kのFD)だったのでタクシーのフワフワな車はある意味新鮮でしたw
            フェンダーミラーは慣れたら最高でしたw
            フェンダーミラーが当たらなければハンドル切らない限り絶対擦らないという安心感…京都の細道ではメリットでしたね

            • まぁだからと言って今からNDのサイドミラーをフェンダー付けにするつもりはないのですが(笑)、若い頃に仕事で乗ったクルマは悉くフェンダーミラーで、ドアミラーのクルマを運転した時は感激しましたがだんだん夢から覚めてきたというか(笑)。特にセダンタイプのクルマのフェンダーミラーはルックスも併せて最高じゃないかと。

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