【考察】高齢者用送迎車として、我々はどんなクルマを買うべきか

このブログには何度か書いてきているが、筆者の母はそれなりに高齢(80歳超え)で、自動車の運転は2023年6月を以て引退してもらった。その経緯は以下に書いた。

2023-06-30
【報告】退役・老母のトヨタ パッソ

自ら公共/私設交通機関で用足しにでかけるのが基本だが、筆者が曉号で「足」を務めることもある。高齢の母はそもそもNDロードスターのシートへの乗降ですでに一苦労という感じだ。すっかり慣れてしまった筆者とは異なり、一般的には着座位置が非常に低い部類のクルマだから仕方ない。今はまだなんとかなっているが、さらに年齢を重ねてロードスターの乗り降りが事実上できなくなる日もそう遠い将来の話ではない、と筆者はみている。では老母の送迎、付き添いに最適なヘンタイ向け自動車は何か。その考察が本稿のテーマである。

さてクセモノなのがこの「ヘンタイ向け」という条件で、これを詳述すると

○できれば輸入車
○それもなるべく運転にクセがある個性的なやつ

ということになる。用途を考えると見た目はあまりとんがったものにはならないと思われる。となれば軽自動車のハイトワゴンなんてのは真っ先に排除されそうなものだが、乗降性や経済性を考慮すると意地を張ってばかりもいられないかもしれない。もう10年近く前にやはり高齢を理由に自動車運転を引退した義父はスズキ ワゴンRに乗っていた。同じ団地内とは言えいくつかのかかりつけ病院への通院があり、当時は不意の入院なども時々あったから、必要なら送迎運転手をする必要があるだろうと筆者は考えた。ところが当時の筆者の愛車はアルファロメオ MiToであり、その後はアバルト プントエヴォである。直接の娘である家人はシトロエン DS3に乗っていた。つまり全部3枚ドア車だったのだ。老人の通院送迎車としてはどれも絶望的である。そんなことを考え義父には運転を引退してもワゴンRは売らずに取っておいてくれ、なんなら名義変更してオレが送迎運転手するために使いますんで、と殊勝なことを筆者も言っていたが、結局ワゴン Rはいつの間にか売られ、筆者が送迎運転手として呼ばれたことはまだ一度もない。義父・義母としては婿殿を呼びつけてタクシー代わりにするのは忍びないなどと遠慮もあったのだろう(スマホのあれがわからんこれがわからんと、家人が呼び出される機会は増えた(笑))。

正直に言うと、そういう限定的条件下ならワゴンRを運転してみたいと思ってしまった。前述の条件とは真逆の話ではあるが、これもまたヘンタイの性だろう。渡りに舟とも言える。ヘンタイである前にクルマ好きならばどんなクルマだって運転はしてみたいのだ。要請に従って駆けつけ、ワゴンRに義父や義母を乗せて半日数kmを走る。恐らく本当にしずしずと走る。筆者にとってはそれは非日常の運転である(笑)。不謹慎だがそういうのも楽しそうだと思う。だってそんな機会でもなきゃワゴンRなんて乗らないもの。

起こらなかった未来を云々しても始まらない。翻って曉スタジオの事情である。筆者が能動的に車両を用意するとなれば前述のとおりワゴンR的なものは絶対に選ばない。唯一引っかかるとすれば維持費である。完全に用途限定だから燃料費のことは無視して良いだろうが、任意保険や税のことを考えると、クルマに興味の無い人たちがこぞって軽自動車を買うのも当然だ。しかし例えば筆者個人が楽器その他を運搬する目的でも使えるしな……と視点を変えれば、維持費に目をつぶってもう少し運転にファンがあるクルマでも許されるような気がする。ホントに許されるのかどうかはその時考えるとして(笑)、ここからは本気で「高齢者送迎グルマ兼ホームセンターでの買い物用グルマ(ヘンタイ向け)」の具体的候補を考えたい。基本的には中古車が前提だ

まず筆者的に筆頭に来るのは「ルノー カングー」である。この際デカングー(現行の3ナンバー化したカングーをこう呼ぶ)の方が用途に合っているだろう。カングーが筆頭に来るのは当然5MTモデルがあるからで、仮にようやく日本に導入されたカングーへの刺客、プジョー リフターやシトロエン ベルランゴをまな板に上げても、6ATモデルしかない。本国にはきっと内装の簡素なMTモデルがあるのだろうが、ステランティスは今さらカングー5MTモデルにそれらをぶつけても牙城は崩せないと踏んでいるのだろう。ただし曉スタジオ的事情としてはATしか運転したくない家人が運転する可能性も考慮する必要がある。ATモデルで……となると一転してカングーは超不利だ。なぜなら搭載しているのがAL4だからだ(あくまで中古車が対象ですからね)。AL4はプジョー・シトロエン・ZFの共同開発ということになっているが、実態はプジョーとシトロエンがZFにテキトーなATない?とまとめ買いをし、あとは自社でちょちょっとチューニングしているだけだったらしい。AL4はとにかく熱管理がダメダメで、また構造上鉄粉がケース内に溜まりがち。なにしろ製造元のZF社自身が失敗作だから売りたくないと言ったそうな。いやいや、それでいいから……と無理筋通して契約したようなのだが、自分で自分の首を絞めるようなものじゃないか。変速動作は日本の交通事情には沿わず運転フィールを阻害。加えてぶっ壊れやすい。都合14年近くAL4と付きあった筆者は、もう頼まれても乗らないと決めているのだ。そうなるとアイシン精機製6ATを搭載しているリフターやベルランゴの方が心安らかに運転できるはず。

単純に中古市場価格を考えると、「アルファロメオ 159ワゴン」も実は悪くないんじゃないか。老人の乗降もギリギリセーフだろう。セダンの方が価格的になお良いのかもしれない。159に乗るならブレラは?という話になりがちだが、年寄りの送迎用なのだから4枚ドアが前提だろう。で、LHD/6MTが良いなぁと夢想するものの、家人の運転という可能性を考慮しRHD/ATでも止む無しとは思う。だが!しかし!AT搭載159は2.2JTSがセレスピード。3.2JTSがトルコンという造り分け。セレスピードとは自動マニュアルトランスミッション、つまりクラッチとシフト操作を自動化した「マニュアルミッション」で、強烈な油圧を前提に設計されているためわりと寿命が短い。フィアット傘下ブランド車のセレ故障は絶対不可避のトラブルで、その修理費は20万円台後半から30万円。「セレ車を買うなら車両本体価格+30万円貯金」が鉄則なのだ。じゃあ3.2JTSに普通のトルコンATを買えば良いじゃんとあなたは言うだろう。ところが3.2はエンジンがこれまた不可避で重く、運転フィールにアルファらしい軽快さが非常に薄い。高速道路専用車用途なら特段気にするところでもないが……。個人的には159/ブレラは2.2JTSエンジンに6MTの組み合わせが色々な意味で楽しいと信じる。室内設計が秀逸なのでハンドル位置は右でも左でも良いのだが……。あちらを立てればこちらが立たず、である。

159で良いなら「プジョー 508」でも良いじゃん。それも日本導入初期のマイナーチェンジ前で良い。MTモデルはないが、やはり真摯な設計で右ハンドル環境でもペダルオフセットがない。しかもこの初代、売れ行き悪く中古市場でも低走行のくせに目を剥く安さ。名を捨て身を取れを実地で行く買い物になるはずだ。

159や508はあまりにも筆者の趣味に寄せすぎか?かつてBMW 5シリーズばかり乗り継いでいた筆者の師匠は、ご母堂の介護のために今は2シリーズに乗っていると言う。久しぶりにお会いした時「もうM5あたり乗ってるんスか?」と質問した際の回答がそれでマジでぶったまげた。だが車いすから乗り換えるのに2の後部座席の高さはちょうど良いのだという。ぐぬぬぬぬ。ドイツ御三家方面へ手を出すと、いざ故障した時のパーツ代が庶民の感覚とはずれているかもという心配はある。

少し冷静になろう。カングーに対向する国産車には何があるだろうか。真っ先に思い浮かぶのは「ホンダ フリード」、「トヨタ シエンタ」あたりか。この2台が当スタジオ駐車スペースに停っていると考えるだけで萎えてくるが、そうも言っていられない。フリードは現行にマイナーチェンジしたところ人気急上昇だという。試乗した人が出来の良さに驚いて注文するパターンなのだろうか。シエンタはそもそもシャシー性能がオーバークオリティだというのが定評。基本は旧ヴィッツのプラットフォームを共有しているが、さすがに7人乗りにヴィッツは無理筋ということで車台後半は格上のウィッシュの後半部分を繋げているという。だからトヨタのメカニックさんはシエンタを「ヴィッシュ」と呼んでいるらしいが、そりゃアイドルグループである(あっちはビッシュか)。リアの容量に余裕があるので旋回動作の安定具合はクラスを超えているらしい。当然直進安定性も増すだろう。現行モデルのリアストップランプ周りは、実は筆者の元上司のご子息が設計したらしいので、その意味でうっすらと身贔屓みたいなものはあるが、人気車種で中古市場も高値安定と思われる。同じ100万円でも159は趣味を満たせるが、フリード/シエンタに100万円もかけるのか?と思ってしまうのも正直なところ。

いやいや、ちょっと待て。おまえのところにはシトロエン C3があるじゃないかと言われればこの話は終わってしまう。ただし家人の通勤グルマなので、基本的に日中は家に無いという弱点がある。ままならないものだ。この件、すぐに正解が出るものでもない。また「渡りに舟」的なご縁も大事だ。引き続き考えていこうと思う。

19件のコメント

  • フリードやシエンタは「室内空間の広さ」、「壊れない」、「安楽」、と多くの(むしろ殆ど)ユーザーが日本車に求めるものは高次元で備えているのに、購入を逡巡するのは我々の性ですね〜。自分も同じ立場なら全く気乗りしません。MTは好きなときに乗れるのがあるからATやむ無し、と割り切れれば選択肢広がりそうですが。案外レネゲードとかで決着だとまたこの界隈がアツいです(笑)。

    • 特に先代シエンタはエクステリアデザインが壊滅的に自分の好みじゃないので、いくらシャシーの出来が良いと聞いても「じゃあ乗ってみっか!」とはならんのです。ホンダは現行ステップワゴンが事の他好評で(まるで普通の乗用車みたいに乗れる!とのこと)、開発リソースの振り分けを軽からそっちに異動させたのかな?と思ってます。まぁステップワゴンもフリードも運転したことないし、買うなら中古だから今の好評も関係ないものなのですが(笑)。レネゲードはジュリエッタベースでFFバージョンがめっちゃ良かったですが、走行中に突然エンジンが落ちて再起動もできない事案というのがあるらしく、老母の世話だけじゃなくクルマの世話まで見なきゃならんのか!と思うと躊躇しちゃいますね(笑)。
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      あと120%無いのが日産 キューブね。代車で2日間乗りましたが、クルマを嫌いにさせる魔法でもかかってんのか?と思うくらい酷かったです。

  • NDがあって、の前提だし、そもそも送迎車なのだからコンフォートに寄ったほうがいいとは思うのですが、シエンタはやりすぎでしょ。
    Panda 4×4は? MTもあるよね。ツインエア楽しいよ。私は好きだなぁ。
    あ、フラミンゴさんで素敵なLHD MT、2.2Lのブレラ出てます。

    • もうブレラのことしか考えられない。ちょっとフラミンゴさん行ってくる!

  • かなり久しぶりで恐縮です。

    MX-30。RX-8から引き継ぐ観音開きというギミックで、乗降性の良さをPRしているが90%こじつけ。でもナナメな人の心には刺さるし意外と説得できたりする。SUVで乗降は楽。なんなら節税効果もあるロータリーEVという選択肢も用意されております。

    fiat500は、ドアが大きく、しかも前席がすごく前までスライドするので、子どもが小さいころ自分もすっぽり後ろに乗ってチャイルドシートのベルトを締めることができました。なんだポルテなんて不要、と当時思ったものです。それにホイールベースが短いので、スピードが載るとコーナーで後輪がスライドし始めるという…介護とFunの両立。

  • 連投で申し訳ありません。
    ポルテで思い出したのですが、プジョー1007。これまた唯一無二の両側電動スライドドアで、ドアを広く開けられない駐車場でも乗降いただけます。MTはグーネットの過走行車1台のみなところが…です。

    • わーい、お久しぶりです!レネゲードの名前が出た時に気付いたのですが、SUVだとうちの母、あと義母はもう「よっっっっこいしょ」ってほぼクライミングみたいな感じになるはずなんです。身長低いし腰曲がってるし足(膝)悪いし。
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      500か!ちょっと盲点でした。うーん。ふたり以上を同時に送迎となるととたんに2ドアは不便になっちまいますね。常にふたり以上を乗せると決まったわけでもないですが……。うん、私の方も実例とシミュレーションが不足してるんですね、自覚しました(笑)。
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      1007はあのスライドドアの先端に電気系統の端子がむき出しで配置されているので、雨が降るともうダメよ、とオーナーから聞きました。「へー!さっすがー」とその時は笑っていましたが、まさか自分が購入する側としてそのことを考える時が来るとは……
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      せっかくの変化球アイデアなのですが、どうもちょっと……。今さらながら「介護」とはひとりひとり事情が違うのだなと痛感します。わたしの母と義父・義母でもちょっとずつ条件が違ってくるものなぁ。そう考えると、ノアヴォクセレナステップワゴンは、こういう用途にホントにぴったりなのねと思わざるを得ません。軽のハイトワゴンとかも。うわー、いやだーーーー!

  • リアルな選択肢として、4ナンバー軽貨物(軽バン)などはいかがでしょうか?
    趣味性というものは皆無、コスメティック要素ゼロの目的特化型車両ですが、タフネスとリーズナブルな価格・維持費で乗用車を凌ぐ存在ではあります。長距離・長時間でなければ同乗者から大きな不満は出ないと思われます。もちろん積載能力は乗用車の比ではありません。
    ただし、この手の「プロツール」の常としてクセの無さ/無個性であることが重要な性能指標となるため、こちらでの考察とは方向性が違う・・・別のベクトルのヘンタイ向け車両になるかもしれません。
    いわゆるセミキャブ車はそのパッケージング上ペダルオフセットがなかなかに厳しく、ヘンタイ目線ではマイナスポイントと言わざるを得ません。かと言ってフルキャブ車・・・軽トラですと足元(B、Cペダル間)にドーンとステアリングシャフトが通ってしまいます。このへんは乗用車ライクとはいかない点ですね。
    と、ここで推したいのがホンダ・N-VANです。いや、自分が乗ってみたいだけなのですがww
    貨物車でFF(ベース4WD)という点はまだいささか懐疑的に見てはいますが、2WD/4WDにAT/MTの選択肢がありつつMTはクラス唯一の6速です。商用仕様の強化ボディに助手席側Bピラーレス、お得意のセンタータンクレイアウトと、先行するダイハツ・スズキのニッチを狙った企画は決して悪くないと個人的には思います。
    もう一つ、キャブ延長タイプの軽トラ(ダイハツ・ハイゼットジャンボ、スズキ・スーパーキャリィ)も推したいです。荷台長を少し犠牲にして少々のラゲッジスペースとシートリクライニングを実現した軽トラ・・・ですが、これだけでとても快適な乗り物に化けており、実は乗用車からの乗り換え需要も多い人気のカテゴリーです。かつボディカラーバリエーションが意外と多いww
    「後輪駆動の2シーター」という点ではスポーツカーたるロードスターと全く同じです!

    • いやいやいや、A.Sudさん、あの4ナンバーの洗濯板みたいな後部座席に腰だの膝が痛いという年寄りを座らせろと?健康体でもオレなら遠慮しますわー。
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      N-VANはインディペンデント木工職人の友人が乗っているのでその気になれば試乗させてもらえるかもしれませんが(でも商売道具だからなぁ)、リリース当初「しかしこれはアクティバンの代わりにはなれない」とぶった切っている車評がありまして。その理由は足のチューニングでした。確か乗用でも商用でもない中途半端な足周り……みたいな結論だったような。まぁ実際運転も同乗もしたことないんでボディ剛性や足周りの感触などはまったくわからないですが、あの畳める助手席はどうみても座り手のことを無視していると思わざるを得ません。病院に連れていく年寄りを助手席に座らせる確率は低いですが、逆に後部座席の造りから4ナンバーは(この件に関しては)無いと考えております。うーむ。

  • お久しぶりです。
    私がFIAT500に乗っているという事もあるのですが、FIATパンダも候補に加えてくれると嬉しいです。
    確か正規だとMTは4駆だけだったと思いますが、並行ならFWDでMTが選べると思います。

    • はい、本当はもちろんパンダ4X4 6MTはカングーよりも優先順位が高いはずなんですが、腰や足が悪い年寄りがよっこいしょと後部座席に座るとして、スライドドアと普通のドアではどちらが便利かと言うと、おそらくスライドドアなんですよね。だから本文内で対抗馬として挙げているフリードも、その意味ではかなり優先順位が落ちるわけですが。あとパンダの後ろドア、開口が小さめですよね。これも本件でパンダを積極的に推せない理由です。
      ___
      これが子育て世代の健やかメイン車種を選べ!って話ならがぜんパンダ4X4は前に出てくるんですが。

  • こんばんは
    変態な外国車で中古といったら…
    フィアットのムルティプラしか思いつきませんw
    ちなみにプジョーの2008はうちの母親も乗りやすそうにしてました。

    • 知りあいが今どきムルティプラを買って大喜びで乗り回していたら、タイベルが切れてエンジンおしゃか。現在乗せ替えられる代替エンジンを捜索中だそうですが……。なんちゅうか、もう市場に出てこないらしいんです。かなり絶望的とか。ムルティプラなぁ……。横幅広くてウチの駐車スペースに置けるかな……。
      ___
      2008はいいっすね!初代は安そう!……ってホントに安い!8.9万kmで支払い総額44万円?行けるじゃーん!

  • ご無沙汰しております!
    読めば読むほど307をおススメしたくなるのですが、今更ですよね。AL4だし(笑)
    ハッチバックならMT車があったかと思います。中古でタマがあるかどうかわかりませんし。

    • ご無沙汰しております!ぶはははは、307SW!こちらも安い(笑)!ハッチバック物件でもMTがあるなら、コンバージョンという手もありますね……。いやいやいや!単なる送迎用車両ですから!そんな金かけてられっか!念のため407SWも調べてみたら、カーセンサーでは1台のみ。2.4万kmで102万円でした。でも2.2Lモデル。AL4。3.2だとATが確か上位バージョンですよね。まぁ弾がないけど(笑)。いやぁこの問題、難しいです。

  • 「ヘンタイ向け」車条件の真逆をいく、国産軽ハイトワゴンで介護対応しているMotiです。
    車乗降で反対側から補助必要、病院の駐車場枠が狭い等の要件から、両側スライドドア必須の結果です。
    介護(認定)レベルが変わると必要要件も変わってきますので、
    この用途に向けては、ある種の割り切りも必要かと思います。
    ___
    なお、相方からはハイトワゴン運転中の様子が抜け殻の様だとこと。
    自分もヘンタイの一員だと改めて思う次第です 笑
    2008とかだと送迎時間も楽しめそうですね。

    • あぁ、私は国産軽ハイトワゴンを運転しているMotiさんを想像すらできないですねぇ(笑)。抜け殻ですか(笑)。私の記憶にある限りでは、今後お世話になるであろう病院の数々は、そこそこ駐車レーンの間隔も確保されている印象なので、スライドドアならなお良し、という程度なんですが、なんなら玄関前に横付けで患者はいったん降りてもらうなどの対応も可能だとは思います。でも自力で一歩も動けないとかだと玄関横付け→運転手だけ駐車場へ曳航は難しいかもしれません。条件に負うところが多くて悩みます。
      ____
      仮に運転手が抜け殻のようになるとしても、今回のエントリーコメント欄で推薦いただいたホンダのN系とか、スズキ、ダイハツなどのハイトワゴンは現実的に道具としては有効なのかもしれないと思い始めていたところです。利便を取ればそういうことですが、仙台の公道じゃ2tや4tのトラックがたくさん走っているわけで、そんなボリューミーな車両と交差点で出合い頭なんて場面になれば、病院じゃなくて火葬場へ一直線ってこともあり得るなぁなんて頭の片隅で考えもするんですけど。

  • >そんなボリューミーな車両と交差点で出合い頭
    キャンプや自転車積んで…スズキのスペーシアGEARなんかだと、維持費軽いし、個性的だしクルマの魅力が広がって楽しそうだなぁ、と考えたこともあったのですが、信号無視居眠り車に横から突っ込まれて、吹き飛ばされ病院送りになった身としては、思いとどまりました(涙)2tはともかく4tだとGクラスやランクル以外はアウトに近いかもしれないですね。

    • ですよね、ですよね。ロードスターで幌開けてたらと思うと、まぁ運転できなくなっちゃうんでとにかく交差点進入は以前よりも相当慎重になりました。たまたま見たYouTubeの動画で「ホンダバモスのNA、4WD、5MTで高速を走ってるとちょっとした坂道でベタ踏みでもどんどん速度が下がる。荷物満載のトラックにすら置いて行かれる。どーにかならんか」という質問に対してクルマ屋さんが答えていたんですが、結論、どーにもならんと。バモス4WDってそもそも車重が1tある。もうこの段階で打つ手がない、と。いやもちろん圧縮比上げるとかギア比を変えるとか金に糸目をつけなければ、車本体の寿命を無視すればみたいな強行手段がないわけではないけど、それやるか?って話じゃないですか。で、何が言いたいのかというと、軽は軽くてナンボの車なんだなぁと改めて思いました。別に高速ですいすい走りたいわけじゃありませんが、車重600kgくらいがちょうど良いんだな、と。でもこんな質量ではトラックじゃなくてもハイエースとかアルファードにそれなりの速度で突っ込まれたら相当ヤバそうだなと感覚的に思うんです。こと衝突安全性という面から考えるとクルマはある程度重い方が良い。打たれ強い(笑)。実際に街中を快適に走ることができる排気量との関係はあるでしょうけど、最低限停車中に側面から物流系荷物満載の4t車に突っ込まれても、身体に障害が残らない程度には守って欲しいと思うんです。となると、いくら維持費が安いからと言って日中の魑魅魍魎が跋扈する公道に軽自動車ってのはギリギリなソリューションだなと改めて思ったんです。
      ___
      特に少し大きめの病院の近くなんて、運転が怪しい車ばかりじゃないですか。駐車場に入ったって安心できません。まぁそれこそ怪しい運転なのは軽自動車が主ですが、ホント、ワインディングを本気で走るのとは別種の緊張感があります(笑)。

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