ロードスターND5RCの積載能力を考える

ロードスターに荷物を積めないという事実は、世間からの忌避の一因となっている。が、実際のところは違う。そりゃヤリスに比べりゃ収容能力は低いし、積んだ荷物の出し入れも楽ではない。が、ヤリスだってアルファードほど積めるわけではないし、アルファードは2tトラックの積載量に劣る。要は比較の問題であって、そんな比較以前に基本的には走ることしか能が無いロードスターに積載能力を求める方が筋違いである。

しかし電子鍵盤楽器奏者である筆者の場合、積めなくて当たり前と最初からあきらめるわけにもいかない。そこで本稿ではミュージシャンが演奏現場に機材を持ち運びする際、これくらいまでなら積めるという実例を示して、「積めないクルマ・ロードスター」の沽券をいくらかでも回復したいと思う。

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上掲画像に積んでいる機材を並べてみよう。

念のため機材の詳細を説明すると

①76鍵のややコンパクトな鍵盤楽器
②X型キーボードスタンド
③小型キーボードアンプ
④ソフトケースに入った鍵盤ハーモニカ
⑤演奏用イス
⑥ケーブル類を入れた普通のトートバッグ

これらを助手席に詰め込んだのが下記の画像。

演奏用イスを座面とスタンドに分けた意外はそのまま搭載。小型キーボードアンプのみトランクに入れている。唯一懸念するのは②X型キーボードスタンドの足が運転手の肩、あるいはシフトチェンジする時の左腕に干渉するかも、という点。実際ラフに積めばそういうこともあり得るが、スタンドの上に①楽器を載せて重し代わりにし、ドア側へ寄せてしまえば干渉は防げる。

実は別日の現場ではもうひとつアルミケースに入れた鍵盤ハーモニカ用のフットエフェクターというのもあったのだが、演奏内容を鑑みてこの日は省略していた。その場合は⑤演奏用イスは同じく上下でバラしてトランクへ積み、アルミケースが助手席ヘッドレストのあたりに置かれることになる。

店を広げるとこんな感じ。
足下のフットエフェクターは今回使用せず

楽器や機材は演奏する音楽の内容や会場の規模に左右されるので、本例を以て絶対的な太鼓判ということではない。ひとつ留意したいのは横幅のあるものはお手上げだが、縦長のものはそれなりに積めるということ。一例として参考にしていただきたい。

6件のコメント

  • マジで積めますね!比較する方がおかしいですが、どこかの青いのと白いのは完敗です。

    • 青いのや白いのは、もう専属トランポを用意するしかないですね(笑)!機材だけ先に会場に到着、で、後からブアンブアン言わせながらアーティスト登場という図式。
      ____
      ちなみにこんな現場でした。
      https://www.acatsuki-studio.jp/blog/2024

  • そうなのよ、けっこう積めるのよ。124だってちゃんとタイヤ交換1式+タイヤ2本らくらく積めてましたからね。
    腕や肩に当たるのはわかっていれば大丈夫ですよね。カーブで襲われないよう、その固定はきっちりよろしくです。

    > じゅんすかさん、明日機内持ち込みスーツケースがホントにトランクに入るのか、チャレンジしてみます。パンク修理キット出して、屋根開けなければイけると思ってるんだけど、どうかなぁ。もしトランクに入らなかったら助手席に積むしかない。羽田空港駐車場個室予約しちゃったもんで…。祈っててください!

    • 腕や肩に当らないようにジェントルに旋回するようになるのは副次効果ですよね。私の例の場合ならラッシングベルトが1本あるだけでかなり違ってくるとも思います(あるんだけどC3に積みっぱなしだった……)。

    • お祈りしますが、いきなりチャレンジしますね!トランクイケそうな気はします。以前500mlのペットボトル20本2ケースはチャレンジ成功しました(笑)。

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