シトロエンC3・初車検でフューチャー・イズント・ナウ！
家人のシトロエン C3が初の車検から帰ってきた。7万円を下回る見積りをもらい、「あの『世界一壊れる』という定評のあったシトロエンの車検が、ヒトケタ万円で……」と筆者はマジで感慨に耽っていた。ちなみに「宇宙一壊れる」と定評があるのはマセラティ（のビトゥルボ系）である。マセラティはともかく、シトロエンにも21世紀がやってきた！来たるべき未来が来たのだ！これに感動せずに、何に感動しろというのか。しかし実際のところ、シトロエン車両の来たるべき未来はまだ先だった。
24ヶ月点検基本整備_40,112km
下廻りスチーム洗浄
下廻り錆止めシャシ塗装（塗料代含む）
ヘッドライト光軸調整
排気ガス濃度CO/HC測定
ブレーキオイル交換（エア抜き作業含む）
エンジンオイル交換
以上ここまでの整備はクーポン使用のため費用発生せず
交換部品廃棄処分手数料 1,000円
【推奨整備】
フロントブレーキディスク交換
FRONT DISKS KIT 1647868480 27,300円
CAP SCREW 0000690536 400円（@100×4）
CALIPER SCREW 0000440547 1,600円（@400×4）
技術料 7,800円
フロントブレーキパッド交換 1647863780 10,400円
技術料 11,700円
ポーレンフィルター交換
BTCH OF FILTERS 1609428180 4,600円
技術料 2,600円
【整備部品代と技術料】
小計 67,400円
【車検経費】
重量税 24,600円
自賠責 20,610円
印紙代 1,600円
手数料 16,000円
小計 62,810円
合計 137,280円
普通じゃん。初車検で14万円って、めっちゃ普通じゃん（シトロエン車としては）。明日はどっちだ。しかも、だ。OBD（車載故障診断装置）の履歴にエンジン故障歴が残っているという。オーナーの家人ですら「へ？」というトラブルだが、これもオオゴトになる前にやっちまおうということで、部品取り寄せになっている。その部品は家人から訊いてもよくわからなかった。ともあれ3月半ばに再び入院だという。さらにかかるんか。とほほ。
ちなみにエアコンやオーディオ廻り、さらには制御系設定を一手に引き受ける「7インチタッチスクリーン」の
●エンジンを切ってから勝手に再起動することがある
●エンジンをかけても起動しないことがある
●iOSとの接続ができないことがある
というトラブルは「RCCアップデート」というナゾのアップデートによって、様子見ということになっている。これ、アップデートがかかったんなら、オーナーにお知らせとかないんかい！と思わないでもない。少なくともシトロエンジャポンはオーナーに一報入れるべきではないか。
お金のことはひとまず置いておくとして、家人はいたくゴキゲンである。そりゃ6万キロ走った日産キューブ（Z12型）から乗り換えれば、C3は天国に違いない。ブレーキも効くようになった！と喜んでいたが、実際筆者が運転してみたところ、パッド＋ディスク交換前との顕著な差は感じられなかった。良くも悪くも「いつものウチのC3」である。だがそれでいい。いや、少なくともC3（B6HN01型）こそあるべき「普通のクルマ」の一形態である。C3みたいなクルマこそ「買い物グルマ」であるべきだ。エンジン故障履歴の正体を早く知りたいものだ。
車検お疲れ様でした！以前「ミトは冷蔵庫の残り物を三ツ星シェフが料理した賄い」と表現したことがありますが、C3は「フランスの家庭料理」と言ったところでしょうか？毎日でも飽きないし、安心するイメージです。キューブはさながらファーストフード？「取り敢えず食えれば良い。」みたいな。兎に角車検が通って何よりです。電気系トラブルやデータ上のエラーはどんな車でも辟易しますが、14万の金額自体はアルファオーナーからすると勿論全く問題無いです(笑)。
当然のことながら、推奨整備としてブレーキ関係やエンジントラブルを解消する部品取り寄せについて、イデアルさんから家人に連絡があったんです。その話を後から聞いて、「あぁ、やっぱり見積りどおり行くわけないよな」とまず思いました。で、「それらをやっていくらだって？14万くらいか？」と。脳内計算で正解を出してしまう自分がコワイ！ま、エンジントラブル関係のパーツや技術料は、今回のリストに載っていないので、さらなる支出なんで私の脳内計算も（悪い方へ）外れたんですが。アバルトオーナーの私から見ても、14万、普通です。ですよね（笑）。C3は本当に良くできてますよ。適当に入った大衆料理店なのに、このアジフライ定食は大当たりじゃん！って感じです。しかも780円かよ！安っ！！的な。
安すぎですね（汗） しかし、初車検でディスクローター交換って、何キロ走ったんですか？（汗） でも、それを入れてもこの値段って、素晴らしすぎます。RCCって、FCAで言えばUconnectみたいなところなんでしょうか。Uコネは、サイトでVINコードを入力すれば、アップデートを調べられたり、自分でファームウェアをアップデートできるんですが、RCCも出来ないのかなと調べたら、一応個人でも出来るみたいですね。でもUコネのように、おおっぴらにはしていないようで、面倒くさそうです。
いかにも「廃人」なコメント、ありがとうございます。ご質問を読み慌てて入庫時の走行距離数を書き加えました。ざっくり4万kmです。予防措置だとしても交換するにはまだ早いような気もします。え？おまえがギリギリまでパッドもローターも酷使しすぎ？ま、そのとおりかもしれませんが（笑）、んでもパッドはともかくローターはなぁ。家人に再確認したところ、やっぱり効きははっきりと向上した（っつーか元にもどった）そうなので、オーナーよければすべてよしの心持ちで。
>>RCCって、FCAで言えばUconnectみたいなところなんでしょうか。
私の理解ではC3はネットには繋がっていないので、Uconnectなどの「コネクトもの」とは違うと思います。アップデートはおそらくサイトからUSBメモリなどにデータを落として、改めてクルマ側に流し込む手はずじゃないでしょうか（まったくの想像）。車内Wi-Fiはあるんです。内蔵カメラ（ドライブレコーダーとして機能）の静止画をスマートフォン側にWi-Fi経由で渡すってことはできる。でもインターネットには繋がっていない。
こんばんは。基本整備のところに、下回り洗浄と錆止め塗装が入っているのが、地味にいいです。ユーザーのことをよく考えてくれてるディーゼルですね～。しかも無料だし。私の車は懸案の運転席側の窓の鳴き、まだ治らないので、来週水曜日に再入院することになりました。本当に治るのでしょうか？
東北のディーラーならではのサービスではないかと。私も以前から「これ、無料でやってくれるのいいよな」と思っていたところです。フィアット/アバルト/アルファロメオ/シトロエンの実用車ラインにばかり乗っている身からすると、パワーウィンドウ動作時の鳴きなんて茶飯事、気にしても無駄って境地になりますけど（笑）。余計な整備費を節約できて、この感覚はとても良いと思います。＜アホ