ある意味、勲章
プン太郎とのお別れがどんどん現実味を増す毎日だが、少しかわいい話題も書こう。昨冬、雪の少ないツーリングコース開発のために宮城県北を走った際、縁石に右下フロントバンパーをこすりつけてしまい、傷はもちろん、右側を固定していたツメを折ってしまった。
2021年12月17日
冬季ツーリングコースパトロール2021#1
タイトルに「#1」とある割には#2以降がなかったが（笑）。で、ぶつけてしまったフロントバンパー。奇しくもひとつ前のエントリーに書いたように、自動車という工業製品に「自然治癒」はありえない。や、それどころか徐々に徐々に外れ具合が拡大しているようで気が気じゃない。以前イデアルさんで相談した時は、固定している内側のプラスティック製ツメが折れているので固定しようがない。新品のフロントバンパー取り寄せ＋塗装＋技術料で、ざっと7-8万円という暗算見積りをいただいていた。
過日の入庫の際、ブレーキ周りの点検にかこつけて、「これ、なんとかなりませんかねぇ」と無茶なお願いをしてみた。すると話を聞いてくださったスタッフ氏が、パテを使って固定できるかもしれないと提案してくださった。是非もない、なんとかお願いします！とピットに送りだし、その結果がこれだ。
見た目はまるでブラックジャック（念のため説明すると、手塚治虫のマンガの主人公のこと）みたいだが、がっちり固定できている！ツメの代わりにボルトも併用してパテ埋めしてくれたらしい。パテが完全に乾くまで2-3日このままで、と言われて退院した。
プン太郎のようなクルマのボディについた大小の傷を、傷がつくたびに補修する必要はない、と個人的には考える。走ってナンボのクルマじゃないですか。走れば色々ありますよ。飛び石だの軽い接触だの。だからフロントバンパー右下のこすり傷はそのままだ。ある意味過保護にしていないという宣言でもあり、勲章のようなものだと思っている。今回はオーナーの不注意で付けてしまったトホホ傷ではあるが、それでも、だ。
現在では仮固定していたテープも剥がれ、見た目すっきり。そして、あの見積りにショックを受けてふらふらと帰ってきてしまったが、このバンパー処置の代金、請求されていないことにあとで気が付いた。わーお。
アバルトを下駄代わりにしている感じが出てていいですね!個人的にはフェラーリ、ランボでも傷を気にせず乗れる人が本当の粋人なんだろなあ、と思います。勿論自分は無理っす。
こればかりは自動車観、ひいては人生観の問題でもありますから、一概に「こうだからこう」と言い切れないものがあります。オレが4Cに乗るようになって同じことを言えるかどうかもまたなんとも（笑）。後は周囲のクルマ仲間にどういうキャラクターの人がいるかってのも大きいんじゃないですか？大事にピカピカにして乗り続ける人が多ければ、そうしたくなるでしょう。結論:オレはただ単にズボラなだけです。
なるほど、周囲の環境は大きいですね。因みに自分はもう4Cでビビりまくりです。間違ってフェラーリ買ったら飾っとくレベルです（笑）。
28日のオフ会には3台の4Cが参加してくださったのですが、オレは恐れ多くて近づけませんでした（笑）。クーペとスパイダーで車高が違うってのは初めて知りました。
こんばんは。初めの写真でどっきりでした。でも最後に安心です。私も一昨日の嵐の中木の枝が飛んできて右フェンダーに小さなへこみができました。が、以前と違ってすぐに直さねば、とは思わなくなりました。走りに影響はないし、言われないと分からないレベルと自分で納得しています。（結局は直すかもしれませんが）こういう事って個人の感性の問題でしょう。それにしても直してくださった方の腕とそれを請求しない心のあり方に驚きです。
kikuchi大先輩の凹み傷も、まさに「たくさん走る人（クルマ）だからこそ」の傷ですよね。これからの季節、どうしたってもっと走りに行きますから、リスクは高くなりますし。どの程度の大きさ・深さの傷が臨界点になるかは人それぞれですが、やっぱり頻度が高くなれば、心の持ちようが違ってくると思います。AMG C43の凹み傷を「すぐに直さねば、とは思わなくなりました」ってのは、やはり肝が太いとしか。