試乗記・BMW M235i/友人との呑み会にスーツで行くヤツ

関東在住のProfumo姐さんが、またクルマを買った。BMW M235iである。どこからつっこんでいいのかわからない話だって?おっしゃるとおり。本エントリーではそう言った周辺事象はスルーすることにして、先のオフ会で少しだけ運転させていただいたM235i(F22系)、愛称フミコの印象を書いてみたい。

参加者1
もうホントすみません。単体で撮ったM235iがないんです……。
真ん中でボンネット開けてる銀色のがそれです(そんなことわかるっちゅーの)

筆者にはBMW車に対する一種の色眼鏡があって、それは「どうせ良いクルマなんでしょうよ、ええ」という、我ながらヒネクレた、斜に構えたもの。なぜヒネクレてしまうのか?過去にBMW車両は(時間軸上の順番で言うと)E39系5シリーズワゴンの助手席同乗に始まって、KさんのM135iクーペ(E82)とトーマスさんのM235i xDrive(F87……でいいのか?つまりフミコの後継車)の公道試乗経験がある。

2020年9月29日
試乗記・BMW 135iクーペ あんまり良過ぎて欲しくない!

2020年11月29日
試乗記・BMW M235i xDrive グラン クーペ 『電制駆けぬける歓び』

BMW車の評価が高いことは知っていたが、5ワゴン助手席同乗では「なるほどー」で、M135iクーペで「こりゃ想像以上に良い!」となり、M235iで「想定のナナメ上を行ってる……!」と上書きされてきた。トヨタのような万人受けキャラクターなのに、動的性能キャパシティが国産車とは段違いに高く、クルマに興味の無い人も玄人も引き受ける懐深いプロダクツ—それが筆者のBMWに対する印象であり理解である。つまり一般的にもヘンタイ的にも「良いクルマ」。なのになぜヒネクレ感想が出てくるのか。

それはそのようなBMW車の在りようが、筆者が慣れ親しんだフランスやイタリアのクルマのそれらとは決定的に違うからだ。よく言われる「ドイツ人の積分思考、イタリア人の微分思考」をヒントに考えていくと分かりやすい。まず理想像を想定し、理屈を積み重ねてそこに到達せんとがんばるドイツに対し、要点を押え、それ以外はさらりと流してしまうイタリア(フランスは逆に「なんでそこにそこまでこだわるの?」的な匂いはある)。BMWだけではなく、メルセデス・ベンツやアウディ、ポルシェなど、ドイツ系ブランドの製品を思い浮かべれば、プジョー、ルノー、シトロエン、アルファ、フィアットなどの製品とがどうも違うということは、少しクルマのことが好きなら感じ取れるはずだ。

具体例を挙げてしまって申し訳ないが、アルファロメオ ブレラは新車当時500万円以上した(モデルによって価格差はあるけれど)。特に内装品質に目を向ければ、造形は見事だが、部品組み付け精度や部品そのものの耐久性能は「なんだこれ?」だった。同価格帯のドイツ車とは、とても勝負にならない。しかしだからこそアルファは造形の官能性や動的性能(特に旋回性能)に見事な腕をふるう。実際ブレラはいかにもアルファロメオらしい孤高の存在と成りえた。「この価格なのにこんな組み付け?」というツン要素と、「うわ!乗ると気持ちいいいいいい!」というデレ要素が、ブレラを始めとしたイタリア車やフランス車のチャームポイントなのだ。筆者はこの文法にすっかりやられてしまった人間で、だからこそ全方位的に「佳きものであろう」とするドイツ車両に本気になれない。

またイントロが長くなった。F22系M235iはきっと良いクルマなのだろう。だから試乗するにあたって、筆者が期待するのはフミコにデレ要素はあるのか?ということだった。Profumo姐さんのM235iはどうだったのか。

3.0リッター直列6気筒ガソリンエンジン+ターボ過給/378ps326ps/53.0kgm/FR/6MT/クーペボディ。これをBMWが作る。それをM GmbHがさらにチューニングする。2014年デビューである。有り体に考えて、悪いものになりようがない。クルマについて良い/悪いの話をする時は、それぞれの判断基準を、議論の前に確認・共有しておかないと、話がすれ違ってしまう。改めてこのエントリーをお読みいただく方々と共有しておくべき、このブログで書くところの「良い」とは、「運転手の意のままに動くかどうか」を基準としている。望むとおりに加速し、アンダーでもオーバーでもなく曲がり、想定どおりに止まることができるかどうか。それができるクルマは、このブログでは「良いクルマ」である。

個体そのもののインプレッションは、Profumo姐さんご自身のブログで、詳細に書かれているから、まずはそちらを熟読していただきたい。

クルマについて語りたい
私のBMW M235iカテゴリー

実際に運転させてもらった今なら、さすがに斜に構えた態度を取ることはできない。基本素養がずば抜けて高いし、中古車としての程度も極上の1台だ。しかしそれでもプントエヴォの次は何がなんでもコイツじゃなきゃイヤだ!ともならなかった。それがなぜなのかと解き明かすことが、本エントリーの最終目的である。

試乗コースは西蔵王公園駐車場からK53で蔵王温泉方面へ抜け、K21を山形市街地へ下り、K267、R13などを経て戻る。体感で市街地走行7割、山道3割という按配。助手席にkanaパイセンが同乗してくださったので、感想を都度口にしながら=都度言語化しながらの試乗だった。おかげで感知した事象がより鮮明に頭に残る。そうして頭の中に残ったことを、ランダムに書いてみる。

●ボディが硬い
乗り込んでドアを閉めた瞬間にわかる、ものすごく硬い殻の中に座っているかのような剛性感。床下だけが厚いわけでもなく、かと言って上屋だけが硬いわけでもなく。もちろん防音にも抜かりがない。こういう環境で他のクルマに混じって県道や国道を流していると、意外にも安楽さが際立ってくる。加速・旋回・制動、どの動作をしても身体に余計な力が入らない。余裕がある。クルマの運転が好きな我々は、各要素性能が高ければ高いほど結果的に運転は楽になるとついつい思いがちだが、実はそうではない。それら要素のバランスが良いことは大事だが、「自分が今安全な場所にいる」と信じられることが安楽さにつながるのだ。しかも静か。こりゃあ一度BMWを買った人が、その後も連綿とBMWを買い続けるわけだわ、とkanaパイセンと話しあった。

●あらゆる加速場面で浮つかない
長年筆者が経験してきた小型-中型車の加速動作とM235iのそれは違う。洋の東西を問わず、小型ー中型車とくれば駆動方式はFF一択であり、その加速動作は、まずエンジンがグイッと先に出て行く。やはり引っ張られている感覚がどこかしら付きまとう。ところがFRのM235iは加速動作に入ると、まずフロントが沈み込む。そしてハンドルを通じて伝わる路面情報が増える。うまくつないではいるが確実に存在するターボラグを乗り越えると、怒濤の加速が始まる。その加速具合(求心加速度)の強さを味わいつつ、FF乗りなら切っても切れない関係のトルクステアは皆無。FF車両に20年も乗っている筆者はそれだけで感涙にむせんでしまう。

●旋回動作性格は加速・直進性能とトレードオフ
一方で深い旋回や、右に左にヒラヒラ……という場面では腰の重さを感じることにもなる。粘るリアをフロントの舵角でねじ曲げるような感覚が強くなっていく。「リア優勢」ってこれですか……。

●車両感覚が把握しやすい
R13とそこに連結する県道では、週末だけあって交通量は決して少なくはなかった。だから進路変更にせよ信号での一時停車にせよ、常に他車との距離に配慮を強いられる場面が多かった。人様のクルマを借りて、しかも初めて運転するクルマだから、通常は車両感覚を掴むのにある程度距離と時間がかかる(場合によっては試乗し終わってもその感覚が掴めないことすらある)。だがフミコは違った。少なくとも左前輪の位置は、カーブをふたつもこなすと、まるで自分の左足の小指の位置のように把握できる。全体的に車両の輪郭を把握しやすい。BMW車のそれは美点であると沢村慎太朗の本で読んでいたが、本当にそのとおりだった。素晴らしい。


硬いボディから醸成される「守られ感」。FR駆動と良好な前後重量バランスからくる旋回動作の精緻さ。ボディの隅々まで把握できる一体感。加えて言えば音振性能の高さ。動作の精緻さとキャビンの静寂から導き出される安楽さ。それらは、ともすれば刺激性を売りにしてしまうBセグメントハッチバック車には、決して搭載できない性能(というか、評価軸)である。これら美点の前では、シフトゲートが渋いとか、実は直線番長的性格だとかは、グッと飲み込めてしまう。少なくとも筆者は飲み込める。プントエヴォがワインディングで笑いが止まらなくなってしまうように、フミコがもっとも光り輝くステージがあって、そこを走れば良いだけだ。

しかしフミコが光り輝くステージで得られる歓びと、筆者がクルマの運転時に求める歓びは違う。正確に言えば優先順位が違う。高性能車で安楽に走る生活に憧れはあるが(だからアメリカンモダンマッスルカーが欲しくなった)、それが最優先ではない。自分にとってのリアルは、東北の山道や広域農道のような自然の中をひらりひらりと軽やかに走ること。筆者が最優先で求める要素はそれで、それができることが「筆者にとっての良いクルマ」なのだ。そんな場面に、フミコはやや重厚に過ぎる。友人とちょっと呑みに行くのにわざわざスーツを着込むような、そういう感覚が常に付きまとう。分不相応、その一言に尽きる。M235iに筆者という人間がつり合わない。残念だが、それが現実なのだった。Profumo姐さん、ありがとうございます。

追記:動力性能数値に一部間違い(というか事実誤認)があった。訂正した数値に記載しなおしました。姐さんすみません。

12件のコメント

  • いやぁ、深い考察をありがとうございます。さすが乗り出したらなかなか帰ってこなかっただけのことはある(笑)

    まず最初に訂正させていただきたいのは、フミコはがっつり手を入れられているので、326ps→378ps、45.9kgm→53.0kgmに改造されています。M235iのすぐ後に出されたM2は、MシリーズなのにエンジンにSが付かず、M235iと同じN55エンジンでした。そのM2よりもパワーアップさせてるのがフミコです。そこ、こだわりなんですみません(笑)
    おっしゃること、おおむね同意です。実はM235iもBreraも新車価格600万円ちょいでほぼ一緒なんですよ。どっちも3Lくらいの6気筒ターボだし。それなのにパワー的に全然違うのだけど、私たちみたいに偏っている人としてはちょうどいい比較対象(笑)

    今回のエントリーを拝見して、フミコとSolaia(アバルト124スパイダー)が対極にあって、だからこそどっちもいいんだなぁと納得しました。両車の共通点はFR、RHD、6MT、楽しいってことくらいで存在意義からして違うなぁ、と。MiToはね、ベクトル違いすぎて、なんだか立ち位置が全然違うのよ。

    つまり…って自分のブログで書けって話になってきちゃいそう。
    てかさ、またこういうの、ちゃんと膝突き合わせて話そう!うん、それがいい。うんうん。
    ともあれ、ありがとうございます!と言いたかったわけです。またね。

    • すでにベッドの中にいたのですが、さっそく訂正いたしました。事実誤認、すみません。「こだわり」の意味がようやくわかった(笑)。
       
      自分がBMW車について歯に物がはさまったようなことをいつも言ってしまうのは、とにかく分不相応ってことに尽きるなとようやくわかりました。だってオレ、M235iや3、5シリーズと対抗しているイタリア車、フランス車って、比較するつもりで乗ったことないんですもん(笑)。ジュリアを所有したら3シリーズくらいは冷静に語れるようになるのかもしれませんが、M235iだってプントエヴォだの207だのと比べられてもねぇと苦笑するしかないでしょう。

      Bセグメントのイタリア車/フランス車でドライバーキャリアを築いてきた人間が、「あともう少しこうだといいんだけどなぁ」が、全部かなえられているクルマがM235i。「うわ!夢が叶っちゃったよ!」となるので、なんか、それを認めたくないってのもあるかもしれません。ひとりのドライバーとしてはその歓びを単純に享受すればいいだけの話なのに、メンドくせぇヤツだなぁオレはと思う次第です。
       
      次期戦闘機、最速で明日土曜日にフィックスする予定です。納車されたら関東に遊びに行こうそうしよう。そして姐さんと久しぶりに深い話をしよう。

      • 興味深いレビューありがとうございました。私は逆に、BMWのMのつく車をもう少し知りたいなと思いました。車歴ではBMW2台乗ってますが、どちらも両端をいってるw車だったので。Profumoさんは、楽しそうな良い車のラインナップだと思います。私もどうせ複数台持つなら色んな性格の車を持ちたいと最近になってかなりその思いが強くなりました。以前は同じ性格の車が2台かぶったりしてすぐ売っちゃったり。今は、フランスのRRの小型車、アメ車だけど中身は純イタ車な4WD、そしてケイマンと、ラインナップは大変満足しております。それぞれに乗り味の面白さがあって飽きません。ちなみに、ちらっとジュリアの名前が出ていますが、なんだか変な車でした。車がどこを目指しているのか迷走している感満載。社内に響くエンジン音が軽いのでなんだかハイブリッドに乗ってるような感じで、それでいてハンドリングは怖いほどクイッキー。アイドリングストップの負荷のせいかバッテリーが瞬死したり(その後反転スイッチを付けました)。僕のはECUチューンで300馬力超にしてましたが、多分、ノーマル(今はラインナップにないですが、スーパー)が一番バランスがとれていたのではないかなと今になって思います。

        次期戦闘機楽しみにしております。

        • 今回の次期主力戦闘機選定の過程では、(せっかく同乗経験があるので)E39系M5も検討してみたんですよね。あれならATでもいいやと思うんですが、購入後の維持費捻出も含め高価でまったく太刀打ちできず。「どちらも両端をいってる」2台は電気とSUVでしたよね。自分はもっと気軽に古い3シリーズとか乗ってみれば、こんなに肩ひじ張らずに「これも良いじゃん」とか言えるのかもしれません。

          ジュリアは最近2.0Turbo Tiが出たじゃないですか。あれが正解じゃないかなと思ってます。ブログのジュリア評、読んでましたよ。オレは発売当初のヴェローチェにディーラー試乗しただけなので、ハンドルのクイックさなどは気にならなかったです。いや、あの時はFRの蹴り足感を感知するのに一生懸命で、旋回性能や音振とかにリソースが割けなかったというのが正直なところ。実は日本導入当時のスーパーの中古車は200万円台でイデアルさんにも数台あるので、一瞬本気になったんですが、乗り出し300万円だよなぁと諦めました。顔に馴染めなかったとも書かれていましたが、オレはその辺は頓着しなくて、むしろコクピットが159の正常進化のように思えたので、内装は高評価なんです。もちろんEクラスやA4、A6、5シリーズなんかと比べたら「真面目にやる気あんのか?」と思いますが、アルファオーナー目線で見ると、あのマヌケな感じも愛おしい……(笑)。

          うちの息子がケイマン、羨ましがってました。あ、もちろんオレもですが、たぶん一生縁がないだろうなぁ。

        • フェードアウト命さんとはぜひぜひMについてお話ししたいです!B電気とSUVなんて偏り方(失礼!笑)をした元BMWオーナーから見たMとは?!
          はい、なかなかバランスの取れた(?といっていいのか?)ラインナップになっていて、結構楽しいです。3台持たないとバランスが取れないのが困ったものです。フェードアウト命さんのラインナップもすごいですね!私と好みが半分合ってるけど半分は全然違う方向を向いているようで、なのでますますご意見伺いたい!
          よろしければacatsuki次期車を一緒に愛でましょう(笑)

      • 分不相応っていうか、好みの方向性が違うって感じじゃないかなぁ。
        これも確実に偏見だけど、BMW乗ってる7~8割の人は、別に走りの楽しさなんて求めてない気がしてます。BMWマークがついてるステイタスとか、きっと安全に違いないとか、ラクチンでたくさんモノも詰める、そういうことが大事な人が多い気がする。そりゃ私たちとは意見が合わなくて当然。BMWに興味がなさ過ぎて、そういう人をターゲットにしてるメーカーだと思ってた。だから斜に構えて見ちゃってたなぁと。
        でも実は残りの2割の人はエンジン屋さんのこだわりとかハンドリングの素直さとかに惹かれてて、そういう人にもちゃんと答えられるものを作ってるっていうのがフミコで分かって、すごいなぁと思ってるわけです。
        普通は分厚い羊の皮をはがすことはないんでしょうけど、ちゃんと中はオオカミなんです。そのオオカミ君すっかり隠して一般受けするような味付けにして、ラグジュアリー方面にも安全性能方面にも広げるんだもの、ラテン系にはできません。イタフラはいい意味でも分かりやすいですよね。
        …長くなりました。続きは次期車お披露目で!

        • あるいはクルマの理解の仕方がこれまでと違うので戸惑うというか。考えてみるとアルファとかプジョーとか、(昔ほどじゃないにせよ)わかるヤツだけがわかってれば良い、みたいな立ち位置だと思うわけですよ。それを乗り越えてわかった自分!みたいな(笑)。それに比べるとBMWってのはカッコもいいし乗ればすごい。誰にでもそれがわかる。で、ぶ厚い羊の皮を剥がした人だけが、つまりわかるヤツだけがその神髄というか、もっと高いところにある旨味を味わうことができる……という。そう考えれば入り口のハードルが低いか高いかだけの違いという気もしてきたなぁ。
           
          確かにイタフラの乗る人を選ぶ感は、良い意味でわかりやすい(笑)。

  • こんばんは。
    私もBMW、斜に構えてました。そしてやられました…MTでなければここまで刺さらなかったとは思いますがそこには確かに駆け抜ける喜びがありました!
    微動だにしない車体に湧き上がるパワーそこにFRをMTで気持ちに余裕を持ちながらコーナーをクリアしていく、楽しくないわけがないですね!操る喜びではなく駆け抜ける喜びと謳うのも頷けます。
    でも私もスーツを着て買い物にいくような感覚とてもよくわかります。所有できるできないは別にしてクルマに気を遣ってしまいそうで…
    ドライビングプレジャーという点では実はドイツもイタフラもそこまでの差はないのかも知れませんが全項目優秀なドイツと円を小さくしたバランスのとれた日本車に比べてある項目の点数があきらかに悪いイタフラがマニアにはたまらなかったりより魅力的に感じるのかも知れませんね。

    • オフ会に意外な方法でのご参加いただきありがとうございました。しかも翌日はkikuchi大先輩といろいろと知恵を絞ってくださったそうで、こちらも本当にありがとうございます。
       
      あの6MTはですね(笑)、「昨今のBMWのMTは酷い!」と聞いていて、そりゃホンマかいなと思って試乗したんですが、なるほどこりゃ……となった次第です。でもプン太郎のシフトはもっと酷い……というか、ぬるぬるなので、それに比べればゲートのかっちり感なんかは数段よろしいと思いました。で、M135iの時も思ったんですけど、あそこまでもりもりとパワーが出てくるなら、AT(ただしパドルは必須)でもストレスないだろうと想像します。ますます気持ちに余裕ができて、コーナーの処理とか楽しくなるように思うんです。直進がさらに安楽になるだろうことは言わずもがな……。
       
      今回この印象記を書いてみて、イタリア・フランス・ドイツの「良くできたクルマ」で得られるドライビングプレジャーには、大きな差がないことに思いが至ったのはものすごい収穫でした。最終的には確かにしまの助さんがおっしゃるように、「ある項目の点数が明らかに悪い」ですが(笑)、まぁそこは(笑)。

  • 一瞬とはいえM2にときめいたのに4Cを選んだうつけ者です。友達との飲み会にスーツ(笑)、なるほどです!BMW話一緒に聞きたいので今度のオフ会は何とか参加したいです!スレ違いですがnew500試乗する機会がありました。FIATは電気になっても相変わらずデザインも走りも上手いなあ、と思わせる出来でしたが、価格がもう庶民の足ではないものになってしまいました(泣)。次回お会いするときには配備されているであろうacatsuki専用MS楽しみです!

    • >>一瞬とはいえM2にときめいたのに4Cを選んだ ←あ、そうなんですか!それは……、良い買い物をされました(爆笑)!BMW話とFXお披露目オフがいっしょになるかもしれません。「FFとは違うのだよ!FFとは!!」

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