気軽に導入したオプションあれこれ

NDロードスター納車以前から購入しておいたオプションをさっそく取り付けたので、あれこれレポートしてみよう。

ケンオートのショートアンテナ
取り付けたショートアンテナ

●ショートアンテナ
少なくとも市街地域では受信状況に障害はない。NC/ND用として開発されたものだから、純正のアンテナ台座にも寸法ぴったり。

黒いフロアマット
設置したフロアマット

●フロアマット
ロードスターに乗っていると、走ること以外に神経を使うのがイヤになる。前オーナーは社外品の赤チェック柄のマットを導入していたが、足下の差し色だとしても視界の中でチラチラしてほしくない。黒マットは見た目は地味だが、視界を邪魔しないという観点では最上。

純正ハーフカバー
設置してみた純正ハーフカバー2
設置してみた純正ハーフカバー

●ハーフカバー
納車二日後から旅行に出る予定があった。しかも旅行初日から宮城県は大雨や土砂災害警報が頻繁に出る悪天候となった。数泊の旅行でカバーをかけるなど少し大げさかと思っていたが、旅先で宮城県の荒天を知るにつけ、その安心感は絶大だった。事前購入オプション品の中でダントツの良品。NDの幌は別にヤワな感触はなく、4代も続く車種ともなれば、絶えずブラッシュアップされてきたのだろうと思える品質。だが青空駐車で大雨や大雪に幌を晒すとなれば、オーナーとしてはやはり心配なのだ。純正ハーフカバーの造りは良く考えられていて、設置はとても簡単だ。有るのと無いのでは安心感が違う。

車検証入れなど
車検証入れなど2

●ブックバンドとドキュメントファイル
NDロードスターのグローブボックスはセンターコンソールの真正面、シート間に横幅200mmくらい、奥行きもあまり深くないものが設置されているばかり。購入店舗オープンカークラブ仙台のH田店長は、車検証を折らずに収納できるA4サイズの専用フォルダを用意してくださったが、そもそもA4のファイルなど入らない。ケース入りのサングラスや少々の小物を入れてしまえばそれで終わりだ。だがシート後ろにも物入れがある。もちろんこれも横幅は狭い。そこで閃いた。取扱説明書類は重ねてしまえば、車検証は折り目の付かないA5サイズのドキュメントフォルダに入れてしまえば解決ではないか!そもそも頻繁に取りだすものではないのでこれで良い。

これらのオプションは走りの機能には直接関係しないので、気軽に導入できた。実際に購入して日々の足として、さらには心の解放を約束するトリップツールとしてロードスターを走らせてみて、改めてロードスターというクルマのソリッドさには関心する。設計にも現実の物体にも贅肉的なものがほとんどない。素晴らしいことだが、深く考えずに手を加える(あるいは差し引く)と、思い掛けないバランス悪化を招き入れてしまうだろう。それは2-3日乗ってみれば多くの人が体感できるはずだ。実は納車前にはハンドルも、ホイールも替えてしまおうと思っていた。今考えればとんでもない。むしろ前オーナーにはよくぞ42,000kmも純正状態をキープしてくださったと、お礼を言いたい。

これは邪推かもしれないが、この清貧とも言える奇跡のグッドバランスは、コストダウンを徹底したからこそたどり着いた、針の穴に糸を通すような着地点なのかもしれない。裏事情はともかく、まずはこの純正状態をよくよく噛みしめようと思っている。手を入れるならそれからだ。

12件のコメント

  • こんばんは。一番刺さったのは、ハーフカバーです。ドアミラーとドアハンドルとワイパーとトランクに挟み込むようになっているのですか?うまく考えられていますね。これなら、ちょっとの時間さえあれば、完璧ですね。ちなみに幌が雪の重みで壊れたことはありません、だそうです。

    • あぁ、それを聞いて安心しました。とは言え異常気象、亜熱帯化ですから真冬の仙台豪雪もあながちデタラメでもないかもしれません。雪は本当に重いですからねぇ。くわばらくわばら。このハーフカバー、本当に気軽にささっとセットできるスグレモノです。

  • 選んだオプションは徹底的に実利を取りました!というところでしょうか?大人だ!特にフロアマットは同感です。派手なのも若干興味ありますが…。コストに関してはおっしゃるとおりのようです。NDの重量目標は当初NA並の940Kgだったそうです。ある雑誌の開発者インタビューでは「コスト考えずに軽くするなら簡単です。カーボンとアルミを使えば済むので。でもそれでは価格もコンセプトもロードスターではなくなってしまう。」と概ねこんな記事でした。少し届かなかったけど、ほぼスチールで現行の重量に収めたMAZDAは凄いですね。

    • 実際アルミを使うとなると、スティールとは違うスキルが必要になるらしいんです。ベンツが数年前その罠にはまって大変だったみたいで。マツダにアルミメインのボディを作るスキルはないでしょうから、なんちゅうか、弱者の戦法というか、「今もってるものでなんとかする」のが最善だったんだと思います。
        
      本当にフロントガラスの外の情報に集中するなら、やっぱり色使いは最低限、デザインも目に煩わしくないものが1番だと思いました。これはもうロードスターに乗ってからわかったことです。プンエヴォに乗っている時は、もうちょっとデザインや色に遊びがあってもいいのになぁと思っていましたから。あとステアリングコラムの剛性もそうかもしれませんね。とにかくクルマを信頼できる感じは、クルマのあちこちの些細な部分に宿っているとわからせてもらってます。

  • 野晒しのジャンクヤードにあった初代NSX事故車、オールアルミボディーなので全然錆びてないことに衝撃を受けたことを何故か思い出しましたw

    ボンネットとトランク、前後フェンダーはアルミなので、ぶつけると交換になりそう。
    NDは球数多いし社外のカーボンとかあるけど
    124spiderは部品いつまででるのかわからんですね。

    軽量アルミ17インチ+ミシュランPS4でよければ、お試しで履いてみますか?
    バランスの崩れ具合が解りやすいかと思いますw

    NDロードスターは
    NCに比べてアルミニウムの使用領域を拡大してるんですが、軽い方がパフォーマンス上がるからただ軽量化しているわけではなく。
    剛性感とか安全性とか、価格も考えたバランス取りをしているんですね。

    ↓解説とか資料が普通に日本語で読めるって有り難い。
    ボディー軽量化と剛性感についてはこの記事が解りやすいですね。
    https://car.motor-fan.jp/tech/10010236

    マツダの文書だとこれかな?
    新型ロードスターのアルミニウム適用拡大による 軽量化(ボデーシェル領域) PDFです
    https://www.mazda.com/contentassets/c8bdee142bcb4b3b8da1a0f9b4a46785/files/2015_no025.pdf

    • >>ボンネットとトランク、前後フェンダーはアルミなので
      あぁぁぁあああ、情報ありがとうございます。こすりがち、ぶつけがち。17インチにPS4かぁ。ガチの勝ちパターンじゃないですか。でもSスペシャルパッケージにはどうかなぁ……。というくらいギリギリな感じがします。
        
      全体的に、エンジンの廻り方がどろっとしているので、「軽い」って感じがしないんです。むしろどうやると速く走れるのかなって感じで。硬さは必要十分感じられるのですが。

  • でしょ。ハーフカバー、気軽に付けられるでしょ。良さがわかっていただけてホント嬉しい。ちなみにアバルト124とまったく同じサイズながら、サソリマークが入っているというだけで124のカバーのほうが高いのです…。それでもアバルト用を駆っちゃうのがアバルトオーナーのサガですわ。
    ステアリング、124の新品がうちに保管されてます。必要になったら声かけてくださいね(笑)

    • アバルト、期待を裏切らずに搾取してくれてほほ笑ましいですねぇ(笑)。え?124純正のハンドル??コーンの深さっていっしょなのかな?というか、マツダ純正のあのシート、どうにかならんか……。ベストポジションを出すと腰が浮くのです。

  • 純正シートの出来がよくないのもロドスタの伝統です。
    NAの頃から座高の高い人は『アンコ抜き』と称してシートのクッションを取ったり削ったり、シートの出来に納得いかなかった有志たちが『エスケレート』とかって名前のシートを作ってたり…。(NA・NBは狭くてレカロ等も特定のフルバケしか入りませんでした。私はMSVのセミバケをヤフオクで入手)
    NCより狭くなったとはいえNA・NBより広い筈なので、ND用シートは選択肢が多くなってると思うのですが。

    ちなみに昔はロードスターの走行会などで事故った時、事故った当人が茫然自失してる間に周りの人が寄ってたかって部品を剥ぎ取ることも珍しくなかったらしいです。

    そういえばアウディもA2とかってオールアルミを作ったけど直ぐにやめちゃいましたね。スペシャリティな車にしか許されない素材なのかもしれません。カーボン?あれは通電するし燃えるから。

  • NCの時も「イスが……」って思いました。座面カーブのデザインもなのですが、何よりもスライド、リクラインの動作が渋い!動き始めにググッと力をいれなければならないので、ワンノッチの調整がしづらい!
      
    >>納得いかなかった有志たちが『エスケレート』とかって名前のシートを作ってたり…。

    !!!エスケレートってそうやって始まったんですか!エスケレートかなにわやを狙っておりました(笑)。レカロには憧れますが……。
      
    アウディですが、A2以来シツコクがんばったので、昨今ではベンツを寄せ付けない組み立て精度とのこと。プレス後に反っちゃう(というか塑性変形がキツい)らしく、ノウハウが必要らしいです。アルコアとか専門メーカーに丸投げってのもありますが、アウディは内製でやれるってのが強いんじゃないでしょうか。

  • あと早めに導入しておきたいのが、スタッドレスかもしれません。既に4月に一度値上がりしたようですが、10月に確実に値上がりするという情報を得ました。もはや揃えたいらっしゃるのであればアレですが、そうでなければご一考されても損はないと思います! 私はXC40のスタッドレス(限定2021年製 ピレリーウインターアイスアシンメトリコ)、購入しておきました。

    • ありがとうございます。今回購入金額の中にスタッドレス、含まれております。タイヤそのものはこれから選定で、プン太郎に履かせて大正解だったトーヨーでサイズがあればそれがいいのですが、さてどうなることやら。

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