それはハブベアリングだった

先に手放したアバルト プントエヴォ。スポーツ系タイヤを履かせたら、そのアシンメトリパターンのせいかタイヤノイズがうるさくて閉口した……と書いた。iOS上のアプリを使っての騒音量チェックまでしてエントリーをあげた。ところがこいつが酷い誤解だったのだ。ロードスターを購入したオープンカークラブ仙台のH田店長から教えてもらったのだが、リアのハブベアリングがご臨終だったらしい。

あのゴーッ!という音はタイヤノイズではなくハブベアリングの最後の咆哮だったのか。だとするとそれも納得がいく……ような気がする。最初にタイヤノイズがうるせえなと気になったきっかけはブリヂストン ポテンザ アドレナリンRE003で、スポーツ系タイヤだから仕方ねえかと飲み込んだつもりだった。しかし改善を目論んで履き替えたトーヨー プロクセススポーツでも同じようにうるさかったのだから、その段階でタイヤじゃない音源に気付くべきである。

とは言うものの、ハブベアリングも交換するとなったら、さらにいくら必要になったのだろうか。ぶるる。筆者は1台のクルマを長く乗る性質だと思うが、ハブベアリングご臨終からの交換というシーケンスは経験したことがない。まっさらの新車で買ったアルファロメオ MiToは走行距離12万kmくらいまでは本当に息災だった(予防メンテナンスはしたけれど)。だから同じ出自のプントエヴォもそれくらいは大丈夫だろう、大きめのトラブルが起こるとしても12万kmより向こうの話だ……と高を括っていたのだ。だがやはり新車からひとりのオーナーが距離を積み上げる個体と、途中からオーナーが変わった個体では草臥れ具合が異なるのだ。7年間で2万5千km走行の直後に4年間で7万4千km走るような激変ぶりでは特に。

せめてロードスターでは同じ轍を踏まぬようにしたい。

14件のコメント

  • ハブベアリングは・・・交換ともなると金額的/納期的にも厳しいですね。
    記載ありように、やはりオーナーが変わって走り方が激変すると、
    車がビックリして悲鳴を上げる様です。
    ゆっくりと回転をあげながらなじませてあげてください・・・。
    当方、14年5万6千km走行から0.3年で1万km走行への変化で、
    燃料ポンプ/プラグ/イグニッションコイルが相次いで臨終、部品待ちです。
    全オーナーがあまり回さないなどおとなしい走りの方からですと危険ですね(個人的な思い

    • ですよねぇ、けっこう金額がかかると思うんだよなぁ。それにベアリングだけじゃなくて、「バラしてみたらあれとこれも」みたいなこともきっと起こったと思うんです。くわばらくわばら。燃ポン、プラグ、コイル??おっそろしぃ。新車で買った人はまずきちんとエンジンを廻して鍛えてやってほしいものです。我々のように(爆笑)。

  • レガシィの時にハブベアリング交換したが、はて、いくら掛かったっけ…?
    燃料ポンプ逝った時の方が痛かった(リビルド品なのに!)気がするから、大した事なかったんだろうなぁ

    まぁ、国産車と比較はできんが

    • プジョー 307SWの燃料ポンプ交換、いくらだったかなぁ。まったく思い出せない。レガシィ、懐かしいなぁ。

  • こんばんは。お二人が書いていらっしゃるようなこと(前の持ち主の走り具合によってその後の車の故障も影響を受ける)ということがあるんですね。
    機械なのに不思議です。機械が負荷のかかり方に馴染んでしまうのでしょうか?うむ~、難しいです。

    • 現実にあるらしいですよ。きっちり廻す人が運転してた911は過走行車になってもエンジンはすっきり回るとか。無くて七癖なんでしょうね、ドライバーってのは。

  • ハブベアリングの劣化(摩耗?)とか普通気が付かないですよね~。今回のケースも車に理解や関心のある人でもまずタイヤを疑うと思います。ロードスターもサスは凝った造り(確か前後ダブルウィッシュボーン?)だと思いますので「劣化した部品発見!=新品にすると劇的に良化!」しそうで楽しみです!まあ諸々相談しよう、そうしようですが…。

    • 諸々の相談案件はほぼ唯一「お金」ですけどね(爆笑)。ハブベアリング、わかる人ならわかったのかなぁ。もうオレはわかると思いますが、それでもやっぱりタイヤから疑うと思います。たしかアドレナリンRE003に履き替えたタイミングで鳴り出したんですよねぇ。そらタイヤを疑うわ。自己弁護。

  • ベアリングはミトと共用みたいなんで持ってる純正パーツの品番表みてみたら

    71745046(71745047) BEARING 1×(¥)9,690

    になってますね。
    マイレとかのOEMモノ(モノは一緒)をググると2,000円くらいお買い得みたいで。

    参考にレッドポイントさんにプントエヴォのベアリング交換記事(https://www.redpoint.co.jp/blog/10587)がありますが、強化グリスで耐性アップしないと心配なブツらしいようで。

    じゃる号も今年11年目で20万キロ行きましたが、先日エアコンコンプレッサーのプーリーが経年劣化でもげたみたいで、走行中にカランカランと音立ててどっか落ちて行きました。
    デンソー製でもしっかりチャゲて嬉しいです。壊れた瞬間しっかりエアコン効かなくなりました。

    30度超える日以外はあんまエアコン炊かないからいいけど。

  • おお!貴重な情報ありがとうございます!そして20万、おめでとうございます。世界的に貴重な個体になってきましたね。

  • 自分がMiTo降りたのもこれが原因でした(汗)
    走行距離約90,000Kmで症状が出て
    99,000で乗り換えましたから。
    車検とこの修理で¥50~60万と(笑)←笑ってられない(滝汗)

    • ハブベアリング交換+車検で5-60万!?……や、行くかもなぁ。あり得るあり得る。今度お店に行った時症状がどうだったのか教えてください。

  • 言葉が足りませんでした(汗)
    タイベル、ウォーターポンプ、
    その他増し増しの交換込みで
    ¥50~60万でした(苦笑)

    • えぇ、えぇ。きっとそうだと思いました。9万km、ハブベアリングがどうとかよりも、いの一番にタイベルですよね(笑)。でもそれだっていっしょにやっても30万くらいだと思いますが、見積書、3ページコースだったんじゃありませんか(笑)?

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