シフトノブとキーケースを新調

ロードスターのシフトノブと革製キーケースを導入してみた。装着してのレポートと考察をお送りする。

RIGID レーシングシフトノブ(ディープ)

RIGID NDM-102
NDM-102DU 3,300円(税込)
NDM-102

最初に断っておくが、純正シフトノブに不具合や不満があるわけではない。もしかすると純正ノブの大きさや重さが、あのゴキゲンなシフトフィールの要だった……という可能性も否定はできない。が、「スポーツカー」にしては握りが少し大きくないスか?というのも正直なところ。吸排気系や足周りのあれこれに比べれば、導入コストが格段に安価であることが結局はきっかけである。

で、実は別に意中の製品があったのだが、発注したものの製造が滞っていて納品未定と返信されてしまい、巡り巡ってRIGID製になったという経緯はある。RIGIDノブの素材はジュラコンという樹脂で、盛夏に熱くて握ることができないことを思い出せば、購入を諦めた意中のアルミ製ノブよりも結果としては良かったのではないか。

肝心のフィールは予想と異なり、むしろトラベルが増えたような気がする。これは想像するに先述した「純正ノブの大きさや重さが、あのゴキゲンなシフトフィールの要だった」ということだろう。国内トップ3に入ると信じるNDシフトノブのあのゴキゲンなゴクッゴクッという感触は、純正ノブの質量あってのことだったのだ。RIGIDのシフトノブはスマートで軽い。動作にはそれが反映されているが、たまたまそのフィールが筆者の求めるものと違っていたということだ。もう少し使ってみて見極めたいが、おそらく純正に戻すだろう。

喜び屋革製キーケース

keycase1
998円(税込)
keycase2

実はYahoo!ショッピングを利用したのだが、半額セール+Paypay連動50%OFF企画が重なり、実質ゼロ円になった。実際は上記のとおりの金額。そもそも革製品として爆安な部類だろう。

ボディ色に合わせて赤を購入した。艶ありと艶なしがあって、商品紹介ページには「艶なし品切」、購入カートには「艶あり品切」と表示が真逆になっており、どっちでもいいやと発注して届いたのは艶なしの方だった。本命はこっちだったので結果オーライである。ワイヤレスキーだから実際にシリンダーに突っ込んで捻る動作とは無縁だが、ロック/アンロック/トランクオープンの3ボタンは頻繁に押すので、艶なしで摩擦係数が高い方が良いと思ったのだ。現物を手に取ってみると、多分正解だったと思う。艶ありのワックスが手垢で変質していく様も好きだけど。

商品は封筒で届く。開封するとそれはパーツ状態で、それを自分で組み立てる必要がある。とは言えキーケースだから簡単。革の小さな嚢にワイヤレスキーをぐいぐい押し込むだけ。ちょっと苦労したのがストラップの固定で、くるりと回してキーとカラビナを通す。最後に予め開けられた穴を附属のピンで留めるのだが、このピンのロックが極少のOリングで、進行著しい老眼には辛い。固定ルーペを買うべきかもしれない。

焼き印のスイッチアイコンとキー本体のボタン位置もぴったり。キーを裸でベルトループにぶら下げるよりは見た目は良いよね。うん。


お金のあるなしはともかくとして、動的性能に関わるパーツを交換していくのには、今は抵抗が少なからずある。MY2015 ND純正の性能が、なんというか、実に好ましいのだ。これでサーキットに持ち込んだり、無人のワインディングでひやひやしながら運転するなら別なのかもしれないが、今のところ筆者には定常円旋回ができる広場があれば良い。そこで純正状態の運動傾向をきちんと身につけてからじゃないと、頓珍漢な改造をしてしまいかねない。

それでも現状で手を入れてもいいなと思うのは、ブレーキホースだ。もう少しだけ踏み始めの反応が早く立ち上がってくれるといいな、と。

10件のコメント

  • こんばんは。キーケースが格好いいのに加えて、シフトノブを交換。シフトノブは大切なパーツなので、馴染むかどうっかは大きな要素ですね。トラックのシフトの長ーいノブなんかも憧れます。私のなんか、ウインカーレバーと同じ大きさですし、替えることもできないのだと思います。取り換えられるのが、ちょっと羨ましいです。

    • 先日P姐さんからお祝いにいただいた蠍マークのキーケースも、もうひとつのキーに付けてみたらかなり素敵でした。どっちをメインに使うか悩む!ところで、最近のベンツはステアリングコラムから伸びるレバーの数が半端ないそうですね。その意味ではNDは原始的システムで良かったです(笑)。

  • ロードスターのシフトフィールが良いのは何よりです。シフトノブは多かれ少なかれ替えたばかりだと違和感ありますよね。純正ってよく出来てるんですねぇ。キーケースは大勝利と言えるレベルではないでしょうか。ところでゴリゴリのハイグリップタイヤ、ディレッツァZⅢもそれなりに慣れるんですかね(過去にミトにZⅡ86スペック装着してあまりのハードさに残りミゾ5ミリ残してギブアップの経験あり)?今、自分のミトもタイヤ物色中ですが、所謂スポーティタイヤのディレッツァ101の後継102というのがデビューしたので気になっています。

    • そうなんです、純正って本当によく考えられている……。実は当の私のロードスターで、目の前で華麗にドリフトを決められた経験をしてしまいましたので(詳細は明日あたりにアップします)、もはや「タイヤがハイグリップだからドリフトがうまくいかなくて……」と言い訳もできない状況に!まぁ、そろそろ溝は減ってきてはいるのですが。
        
      ディレツィア、FFのMiToには向いているような気もします。いや、ハードかな……。足のくたびれ具合にもよるでしょうし。FALKENやトーヨーはいかがですか?主張はしないが仕事はしっかりこなしますな感じで私は好きです。プントエヴォに乗っている時からうすうす思っていましたが、走っている最中にタイヤのことを気にしたくないんですよね。存在を忘れるくらいがちょうど良いんじゃないかと思ってます。NDにディレツィアは、ちょっとタイヤが存在感発揮しすぎではないか?と思ってます。もちろん腰砕けでも困るのですけど。

  • 今回のシフトフィールとノブのネタ、個人的に追い求めているところなんです。同じミッションでもシフトノブだけでフィールの感じが結構変わるんですよね!自動車メーカーの純正シフトノブだけでも色々味付けがあって、形状はもちろん重さにおいても重いものあれば軽いものもあったりと面白いですよね。例えばホンダのタイプRのシフトノブってチタン製で軽いかと思ったら結構な重さがあったりします。シフトフィールを求める際に、「ガチャン、ガチャン」、「ガコン、ガコン」、「スコン、スコン」、「ヌルン、ヌルン」、…と言葉の表現だけでは全て言い表せないですが、マニュアル中毒の人間にとって非常に大事な拘りのところたど思います。個人的にはジュラコン製の軽いシフトノブが好きなのですが、フィールが「ガコン」感が無くなるのが悩んでいるところです。皆さんはいかがですか?色んな好みを聞きたいです。

    • おお!ここにもヘンタイが!!←褒めてます  シフトフィールってのはずいぶんたくさんの部品の集合で「結果的にできあがっている」ものなんだなと、今回の1件で身に染みました。純正状態で「こりゃいい!」となっているなら、どこか1ヶ所でも替えると、もうまったく違うフィールになってしまう。
        
      質量の小さいノブに替えることでシフトチェンジにかかる時間を短縮できるんじゃないかと思ったんです。でも結果的には逆でした。ノブが軽くなったせいでゲートに入れる力が余計にかかるので、感覚的にはゲート終端が遠くなってしまいました(遠くなったので時間が余計にかかるように感じる)。うまくいかねえもんだな! つまりノブは重くていいから、握り部分の形が手の平に馴染むかどうかが、私の評価ポイントなのかもしれません。

  • RX-7(FD-3S)時代に見た目重視でチタン製シフトノブに変えていました。
    なので夏場シフト触れないのはよく経験しました(笑
    メーカが本革設定している意味を改めて認識したことがあります。
    先端を重くする手法でてこの原理だったと思いますが、
    シフトノブの重さはシフトしたときの感覚に重要な要素です。
    ロードスターは多くのアフターパーツが販売されています。
    ノーマル状態を生かすのであれば、autoexe製がお勧めです。
    ロードスター開発者の貴島さんが開発アドバイザーだったりします(汗

    • そうですね、まさにてこの原理なんだと思います。autoexeか……。また浪費の予感……。それにしてもチタンかぁ。いっそ4コくらい揃えておいて、季節によってノブを替えたら良いんじゃないか!

  • > 固定ルーペを買うべきかもしれない。

    先日、これを買いました。
    https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B09L7YZR8Y?psc=1&ref=ppx_pop_mob_b_asin_title
    ここの会社のは、色んな種類があります。
    倍率高めでメガネの上から掛けられるタイプではないものから選びました。
    某有名処はあのデザインが受け入れ難く、しかも、かなりお安いです。
    ダメ元で買いましたが、満足できる買い物でした。
    ローガンズなのでもちろん老眼鏡(近々型)も利用していますが、全然違いました。
    一番の違いはピントが合う距離がすごく狭いことです。まぁ、ルーペなので当たり前ですね。倍率とピント距離は比例するそうです。
    私の買ったのは例えれば、手指の爪切りにはバッチリ。足指の爪切りだと身体が硬い人は厳しいかな、です。
    ご存知のことでしたら失礼しました。

    • いや、マジでこういうルーペ必要かも!しばらくやってないけどハンダ付けとかなぁ……。一番イライラするのはCDのライナーノートを読む時です。LP時代の「初CD化!」なんてやつはLPサイズのライナーの単なる縮小版が付いてるだけなんてーのも多々あり、絶望的に読めないですよ、文字小さくて。iPhoneのカメラの拡大鏡機能使ったりして。とほほ。オレが買おうと思っていたのはこんなイメージですが
        
      https://item.rakuten.co.jp/hongo01/10000184/
        
      眼鏡タイプの方がCDのライナー読むには便利っすね。迷う。

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