盛岡・遠野・気仙沼2023 #1

前口上
第二次岩手県探訪を始める。2022年の1年間ではとうてい訪問しきれなかった地域を積極的に走るつもりである。さてでは筆者が走ったことのない岩手路とはどこか。図示してみよう。

上掲地図、岩手県内の薄く青い色で塗りつぶした部分は、これまでに何度も走ったことのある地域である。つまり盛岡市よりも北、沿岸部と内陸部の中間、E4東北自動車道、R4という幹線道路の東側はほぼ未踏である。2023年はこの主に盛岡市以北を中心に走っていく予定だ。だが今回の岩手県第二次探訪は「盛岡市以東を遠野市へ南下する」をテーマとした。いや、いきなり遠過ぎても、ねぇ。これまで遠野に南から行くことはあっても、盛岡から東進するのは初めて。遠野から内陸部を南下するルートも初踏破ルートを選んだ。そしてこのプランが超絶大当たりの素晴らしい道路ばかりの二日間となった。良い路(みち)は運転手の心を揺さぶる。だがその揺さぶられ様をいちいち書いていたらクドイし冗長化は必至。そこで道路にだけ着目し、細かく章立てしてみようと思う。

第一章 宮城県・K15ほか
初日は高速道路等を使わずに盛岡へ辿り着くことだけを目標に走り出した。一関市で岩手県K14を北上したいので、宮城県内は大和町・田尻町・伊豆沼・花泉を経由することになる。このブログで繰り返し書いてきたコースだが、K152で小牛田経由を最近はやめ、大崎市の端っこでK146・小牛田松島線や鹿島台高清水線を使って田尻駅前に至る。田尻駅からは定番の田園コースで伊豆沼へ。伊豆沼から石越町を抜けて県境に至る。地図で示す。

特に宮城県北在住の運転好きを自認する読者は、ぜひ地図画像をクリックしてルート詳細を脳内追体験していただきたい。すぐにでも走りに行きたくなるはずだ。ただ特に第2レイヤーで示している田尻駅から伊豆沼までの区間は、道幅狭小な部分も多く、B/Cセグメント車両を推奨せざるを得ないが……。この部分をランボルギーニ アヴェンタドールやマセラティ グランツーリズモやランドローバー レンジローバースポーツなどで走っても、単に狭くて走りにくい道でしかないのでその点だけはご注意いただきたい。逆にロードスターじゃなくてもトヨタ GRヤリスやマツダ 3やプジョー 208やVW ポロで走ると極上である。況んやスズキ ジムニー、ボルボ XC40をや。

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春ですなぁ……。
大和町の定点観測地点
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お馴染、とじまりしっかりどろぼうがっかり
chisanchisho
その向かい側にある地産地消推奨看板。
真ん中のお兄さんの表情が微妙で色々考えさせられる
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と、脚注が多い田尻・伊豆沼間の田舎道だが、特にこの区間が美しくまた楽しいのもまた事実。田植えや稲刈りの頃ならなおさらだ。つまり行くなら今なのだ。岩手まで脚を延ばさずとも半日日帰りでも充実感が得られるルートなので筆者強く推すもの也。一関市から盛岡市までの初日後半は第二章にて。つづく。

2件のコメント

  • いよいよですね、岩手の東側は楽しめる大規模林道/広域農道が多くありますからね。
    森岡から東だとあのあたりとかな、と身勝手な妄想を楽しんでいます。

    因みに一番最初の地図を見て、
    訪れたところが自分と真逆だったので一人大笑いをしてしまいました。

    K15は走りごたえありそうですね。
    次回の東北ツーリング時に組み込む算段をしています。

    • 林道と聞いて、みいさんなんかは「うえー」と敬遠されていましたけど、岩手の大規模林道、広域農道は、まさにオレたちのために作っておいてくれてありがとう!的な高品質の舗装路で最高です。あと岩手県って単純に面積が広いので、都市と都市、集落と集落の距離が遠い。宮城県のそれとはちょっと違う感じです。なので二桁、三桁の県道をちんたら走ってもペース良く走れてしまってすごく楽しい。これで雪さえなければねぇ(笑)。
        
      真逆というとMotiさんは北から降りてきたってパターンですか?どっちにしても本文のルートは走って楽しいですよね。岩手からの帰り道K15を南下してきたのですが、このK15だけでも半日ツーリングネタになります。が!しかし!2月に違反切符切られたのもこのK15ですから要注意ですわ、ぷんすか!

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