ハブ径変換用リングを追加装着
既報のとおり、ミシュラン パイロットスーパースポーツを纏ったアドバンレーシングホイールを廉価で譲ってもらい、装着したら良い変化しかなかった。詳細は以下のエントリー。
2023-06-10 「タイヤ交換・貴族の仲間入り」
そのエントリーの中でも触れているが、アドバンレーシング RGIIIのハブ径は63mm。母屋たるND5RCのハブ径は54.1mm。輸入車と違ってスタッドボルトにナットでホイールを締めつけ固定するロードスターなら、異なるハブ径であってもセンターは出る……という理屈の下ひとまず評価をしてみた。ではあるのだが、ハブ同士でぴったりフィットさせていない分ナットに過負荷がかかるのではないかという疑念は払拭できず、ホイールを装着したその日のうちにハブ径変換用リングを購入した。
(株)レーヴ・インターナショナル
アルミ鍛造製ハブリング 63mm > 54.1mm
3,200円(@800 * 4)
で、これが届いたので早速装着してみた。
装着後改めて空気圧を計測してみたが、スローパンクチャーは発生しておらずタイヤが適正に保管されていたこと、貴族のタイヤミシュランの高品質が証明された(そんなことで喜ぶなとか言わないで。色々あったんだよ)。早速試乗である。とは言えすでにインチアップやタイヤ幅増の効能については前述エントリーに書いたとおり。名前とは裏腹のしなやかさに感動。「グリップ能力・緩衝能力・静寂性・直進性」の見事なバランス。特に直進性が上がると覿面に印象が変わる。1段階……は大げさとしても0.5段階は車格が上がったと言える。だからハブリングを咬ませたところで大きな変化は起こるまいと考えていた。
ところがまだまだ上昇代はあったのだ。特に旋回時。挙動の滲みが消え、ハンドルでの入力が遅滞なくタイヤに伝わる印象だ。や、もちろん先日大フィーバーだった991型911ほどではないが、ボディの緩さを以てして佳しとするオープンカーにしては、ちょっと「お!」と顔がほころぶほどの精緻性向上である。その分純正状態のND5RCの挙動のあれこれが緩さ満点!ということでもあるわけだが、繰り返すがボディが撓ることで路面からの荒い入力を平滑化する無蓋車なのだから、必ずしも緩さは罪ではない。今回の一連の変化はオーナーだから気が付く範疇と言っても良い。また当スタジオの個体は2015年式で、経年による緩みのようなものも僅かではあってもあるだろう。
そんなネガティブなことを書かずとも、ハブリングの有無の変化をここまで克明に伝えてくるロードスターのボディと足周りを評価したい。意気込んでいつものチェック用ワインディングへ持ち込んだのだが、そこまで行かずとも交差点をふたつ右左折するだけでステアリング反応の良化を実感した。「え?こんなに違うの?ええええ??」てなもんである。肝心のワインディングは災害復旧工事中で通行止めになっていた(紋次郎さん、16日までだってよ!)が、別ルートの山道でチェックしても交差点での低速旋回時を上回る感動はなかった。もちろんワインディングを駆け上がりながらのコーナリングで、軽/中負荷時のライントレース能力は微増してはいる。990Sならキネティック・ポスチャー・コントロール機能が働くほどの旋回負荷がかかるような場面での荷重移動の様子もより鮮明になった。特に下りではこの増加分が嬉しい。こんなことを書いているが筆者は決して運転がうまいわけではないので、ワインディングの特に下りはまったく良いところがない。そんな筆者ですらライントレース能力を云々したくなるのだから、微増とは言え確実に実感できるレベルのものであることも保障する。
7月に入ればアンダーブレースを装着する予定なのだが、微増とは言えステアリングジャンルでの向上代をハブリング装着でけっこう上乗せしてしまったのではないか。こうなるとブレース装着での向上代をそれほど劇的には感じないかもしれない。それなりの値段のパーツを付けるのになぁ……と今から残念に思ってしまう。ハブリングによるホイール固定効果は、地味だがそれほど運転手に効くものだった。うへへへへへへへへ。
了解致しました。
17日〜20日までは天気良さそうですね。
いつでも準備は出来てます。
じゃあ17日で!ただあのワインディング、週末は交通量がいつもより増えるんですよねぇ。でも贅沢は言っていられない!以下はメールで調整しましょう。昼メシ喰いましょう、そうしましょう。
ABのピットバイトでの経験ですが、ハブリングがハブ側にさび付いてしまって、外すのに苦労した事が多々あります。
モリブデン系のグリスを極薄く塗っておくと良いと思います。
そ・れ・を・わ・す・れ・たー!!!走って帰宅してから思い出しました。モリブデングリスはあるのに。とほほ。ハブ側に固着しちゃうのはカンベンですね。
やっぱりハブリング使用してホイールセンター出すのがベストなのね…
今までずっと気にはなっていたのですが、探すの買うのメンドーお金は大事だし「ま、いっか!」(根拠無し!)と脳みそから振り払ってました…。
ホイールの製造及び加工もバランス取りもハブのテーパー使って作業しますもんねぇ~。
いやはや、とっても参考になりました!
よぉぉぅし、早速オイラも探すぞ!!
だって、明らかに変わりましたからねぇ。ロードスターが特に敏感な方だとは思いますが、ちょーななさんなら絶対わかると思いますよ。センターが出たから良くなったというよりは、ホイールの固定がよりしっかりしたことで旋回動作全体の精緻性が上がると考えていただくのが近いと思います。
実は今回ハブリングを購入したレーヴ・インターナショナルさんではハブ径変換兼ホイールスペーサーという商品もあって、それはハブリングを発注してから気付いて「あ、こっちにした方が良かったか?」と思ったのですが、いざ届いたハブリング(厚み10mm)を咬ませたら当然ボルトも10mm浅くなるわけで、ナットで締める分がギリギリになりました。この辺どうすりゃいいのかなと悶々としています。ツラを外に出したかったらやはり専用のホイールスペーサー(こっち界隈ではワイドトレッドスペーサー=ワイトレと言うらしいですが。ワイスピかよ)を咬ませる方が、固定には懸念がないのかもしれません。や、トレッドの話じゃなかった。失礼しました。
ハブリングもミシュラン並に恐るべし。走り出しから気持ちよさそう!しかしパワートレインそのままで足回りとボディのモデファイをきっちり仕上げる、渋すぎる!というより走り屋ロードスターがまた一台…。
ボルト締めオンリー → ハブリング装着と段階的に増やしているので、それで気が付く変化なのかもしれませんが、やっぱり変わるんですよ。
モディファイについてエンジンに何もしてないのは、MiTo、プントエヴォと乗り継いでとにかく自然吸気エンジンに乗りたかったってのが大きいです。今のところ(非力なのは事実として認めつつ)不満がないし、もうちょっと出だしの加速にパワーが欲しいとなればRF買えば良かったじゃん!となるので、1.5Lはこのもどかしいところも含めて味わっておけと自分に言い聞かせてます(笑)。やるとしても給排気系でしょうね。エアクリ変えてマフラー変えて。でもまぁちょっと様子見です。
こんばんは。ハブリングの青が差し色みたいになって、格好いいです。素人はこの程度のレベル。17日は予定が入っていたので、残念!!どこを走ったかレポートしてください。暑いけど、天気は上々の予報なので、羨ましい。無事故でね!
私もこのハブリングの青は無駄に美しいと思います(笑)。センターキャップで隠れてしまうのが残念。まだ買ってないけど(笑)。紋次郎さんとは「いつものコース」を走るつもりですが、なんかあまりしごかなくてもすぐわかるし、低負荷と高負荷で豹変するような変化でもないので、案外市街地をゆるゆる走る方がわかりやすいかもしれないなぁと思ってます。ま、今回はその後の昼メシも込みでイベントっつーことで(笑)!
うちのもBBS履くときはハブリングいれてます。小心者なので、ボルトだけ保持が怖くて~、といいつつ、oz履くときはリングなし、ボルトに頼って、しかもそっちでドリフトしてるという矛盾…
やっぱミシュランうらやましい。これまでもミシュラン率が高かったので、ミシュランに対する信頼度がパない。
たぶんアンダーブレースいれたら、靴ひもが締まった感じになると思いますよ。今回のはたぶんスニーカーの種類(ソールとかフィット感とか)が変わったって感じじゃないかと予想します!レポート楽しみにしています~。
うーん、ハブリング無しで乗ってる方、やっぱりけっこういるのかな。足周りのことでもあったので万全を期したのですが、普段乗りでも変化があったのはむしろ嬉しい誤算でありました。
ミシュランはですね、イイに決まってるんでもうタイヤのこと考えるの面倒くせー!って時に履けば良いと思います。今回この棚ぼたがなければ、トーヨーかファルケン狙ってましたもん。今回のPSSがすり減ったら脱ミシュランを悩むと思います。新品をまともに買ったら高いですもん(泣)。
靴ひもが締まった感じ!まさにそういう効果を狙っているのでそうなったら嬉しいなぁ。124の時は「え?何コレ」くらい変わりましたもんね。あそこまでギチッと締まらなくて良いのですが、締まったら締まったで喜ぶような……。