冬季恒例!宮城県南K28ツーリング

薬の副作用と思われる倦怠感に苦労している。加えて不眠とか。一日中ボーッと部屋で過ごすことがなまじできる分、自分の気持ちを高める努力というのもまた必要になってくるものだ。贅沢な話なのか可愛そうな話なのか。で、1月最終週は晴れ間が多かった仙台、こうなりゃ走りに行くしかない!と自らを奮い立たせ宮城県南へK28を使って走ってきた。これは雪が多くなる冬季に、県内でもなるべく降雪・積雪の少ない地域のツーリングコースを毎年開拓してきた成果のひとつである。とは言え体調がそんな感じなので県外は目指さず、福島県との境界・丸森町をゴールとしてみた。加えて昼食のための飲食店新規開発も目指す。

朝9:30頃に曉スタジオを出発。K28にどうやってどこから乗るか。実は仙台市北部住みの筆者にはこのフェイズもあれこれ迷う部分である。K28にはR6から分岐するK52にまず乗るのが筆者的定番である。となると仙台市の南にある岩沼市内でR4とR6が分岐する交差点へまずは南下したい。仙台市内からR4に乗るのが一番シンプルだが、朝のそんな時間に交通大動脈たるR4に乗ろうものなら、混雑っぷりにすっかりダメージを喰らって途中で引き返してくるのが関の山。つまり如何に交通量の少ない道路で岩沼市内へ抜けるかが肝要だ。読者のみなさんの中でも諸説あろうが、筆者は仙台市内→R286→太白区生出→K31→村田町→スポーツランドSUGO脇を通り抜けるK25……という経路で岩沼市内に抜ける。K25は乗ったが最後、ひたすら東に進めばR4と直交する。このコースとて「前後に誰も走ってない!」なんて奇跡は起きないが、仙台市泉区からR4をひたすら南下するよりは断然良い。

岩沼市内で少しだけR4を南下し、岩沼市藤浪の交差点からR6に分岐し東南へ進む。ちなみにR6は深夜にならないと利便性を感じられないほど終日ペースの遅い車が跋扈しており、基本的に筆者は近づかないようにしているのだがこの時ばかりは致し方なし。心を無にして亘理町田沢交差点まで進み、やおらK52へ右折する。ここからは一転して交通量が激減し、心晴れやかに走ることができる。この日、太平洋側はやや薄曇りであったが、西方面は逆に山形県境まですっきりと晴れており、雪を戴いた蔵王連峰がはっきり見えた。このK52+K28の南下ツーリングの最大のごちそうは遠く西に映える蔵王連峰の姿である。この日は本当にくっきりと全容が見渡せて美しかった。そして想定どおり路面は完全にドライ。笑いが止まらないぜ。

今回の収穫はK28沿いに佇む福応寺というお寺周辺から、蔵王連峰がとても美しく見えることを覚えたことだ。上掲画像がそれだ。お寺の方から撮影すると電線が映り込んでしまうが(1-2枚目)、反対側のあぜ道から撮影するとほぼ遮蔽物無しに蔵王連峰を捉えることができる(3-4枚目)。幸い交通量も少なければ人影も皆無。イイトコ知っちゃった。

阿武隈川沿いのここも定点観測地点となった

一瞬だけK44を走ったりもするが、ひたすら目の前の道路を南下し続ければK28で丸森町内へ到達する。ちょうど12時を回ったところ。昼食だ。今回は予め目星をつけていたお店があった。首尾よく入店できたが頼んだかつ丼のお味が少々微妙だった。なので掲載しない。丸森方面の昼食と言えば「ラーメンきく屋」さんが鉄板だが、時分時はウェイティングの列ができる程の人気店。基本的に行列に並んで待つのは苦手だし、ラーメン以外の選択肢も開拓したかったのだが……。まぁ食事に何を求めるかによってお店の適正評価は変わる。今回は残念だった。

特にあてもなく丸森町公式産直販売所の「八雄館」へ立ち寄る。店内をぐるっと2周してもどうしても購入したいものが見つからなかった。大福を購入して退店。帰ることにする。驚いたことに気温は12度まで上昇しているではないか。こりゃ幌を開けるしかない。おお、断然気持ち良いぜ。

とりあえず走り出したものの帰路のコースはあいまい。R398で伊達市に抜ける案は早々に却下し、K105を北上。このままでは蔵王さくらロードに乗る毎度お馴染のコースになってしまう……。と懸念し、小田地区でK105を西へ左折(越河角田線というらしい)。山奥のワインディングを経由してJR東北新幹線・白石蔵王駅(白石市内)を目指してみる。

このK105からあちこちに分岐する細い道どもに関しては、すでにそれなりの走行経験を重ねたつもりだったが、まさかというかやっぱりというか、今回も「あれ?ここどこ??」というコース取りになってしまった。まったく思った通りの場所に出ない(笑)。まぁこんなこともあろうかと思ってGPSログを取っていたので検証してみた。

筆者が想定していたコースを走るなら、奇を衒わずにK105をひたすら西に向かい、K24を経ていれば白石蔵王駅にあっさり到着していたはず。だがおぼろげな記憶を頼りに脇道へ逸れ、結果的にはK110を経由してR113へ乗ってしまった。まぁこれはこれで貴重な体験ではある。R113からR4へ乗り、公立刈田綜合病院脇から農道を北上しR457へ。こうなればもう蔵王コスモスラインに乗るしかない。いつもどおり交通量ゼロの快適な走行体験となった。

蔵王コスモスライン、南の入り口
蔵王町と村田町の境目付近

村田町に戻ってくればあとはトピックがない。定点観測地点で数枚の写真を撮影して黙々と帰宅。約6時間/161km。相変わらずK28と丸森町近辺は素敵だった。帰路のK105については後日また走ってみて検証したい。昼食に適した食堂開発も引き続きの課題だ。

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