筆者はパン食とごはん食が50:50くらいの人である。だから米と食パンの備蓄は欠かさないよう心がけている。しかし馴染みのパン工房がある事情で2週間食パンを焼かないというエマージェンシーが出来した。もちろん他にもおいしいパンを売っているお店はあるのだが、ちょうど季節も良いし、ベーグル購入を口実に福島県は飯舘村、村カフェ753（なごみ）に行こうではないか。E4東北自動車道とE13東北中央道を使えば当スタジオからは2時間程度で行けてしまうことは、すでに以前のエントリーでも書いた。

2022年2月19日
プントエヴォで行く！松川浦は波高し！！

753の開店時間10時に合わせて8時頃に出発。相変わらずスタッドレスタイヤのままで大変不本意なのだが、届かねぇもなぁしょうがねぇわな。どうせこのスタッドレスタイヤ、グリップマックス グリップアイスXは売っ払ってしまうつもりなので、溝が減るからあまり走らない方が良いのだが、この好天にはそんなことは言っていられない。仙台宮城ICからまずはE4東北自動車道へ乗る。朝食を食べずに出発したので、あっという間に空腹に！菅生PAの食券食堂に駆け込む。筆者は肉うどんと温泉玉子ごはんという炭水化物アミーゴ。

福島県に入り、桑折JCTでE13に乗り換える。ここから先は無料区間。相馬付近までは基本的に山の中を走る。改めて走ると、飯舘村付近の標高が高いことがわかる。ゆるやかに、時には急に、ずぅっと上り勾配が続く。山里でも山の中腹でも桜という桜が満開。うっとりしちゃうぜ。GoogleMapの薦めに背いて霊山飯舘ICでR115へ。もっとも本丸はR115から分岐するK31、さらにその先の山津見神社経由でK315に連結する細い道（でも舗装済）で、こちらは本当に山里の1本道。農家と山と田畑しかない。そして時折満開の桜が現れるという仕掛けだ。もう笑いが止まらない。汚染土をパンパンに詰めたフレコンバッグの山が時々現れたりもするが……。

K315からK12に合流すると、あとは753まで一直線。店頭にベーグルが並ぶのを初めて見た（笑）。というのも、いつも昼ごろに到着し、そのたびに「もうほとんど売り切れなんですー」と店主に詫びられていたからだ。今日は選り取り見取りだぜ！あれもこれもとバスケットに放り込む。店主は南相馬市の桜が満開できれいだからぜひ見ていってほしいと熱烈に推してくる。秋に訪問した際は、はやま湖の紅葉を猛プッシュされたことを思い出す。

体力的に南相馬は難しかったので諦めた。E6常磐自動車道で帰ることにして、K268経由で南相馬鹿島SAスマートICへ向かう。もちろん途中の栃窪簡易郵便局のフォトセッションを含む（笑）。

常磐道をひたすら北上し、仙台南道路を経由してE4東北自動車道仙台南ICでようやく下道に降りる。自宅へ直行……するつもりだったが、途中郷六の梅林を少し撮影する。ここの梅は早くから咲くので、終わるのも早い。

もはや盛りは過ぎていた。先のエントリーコメント欄でフェードアウト命さんからも指摘されていたが、あまりの車体の汚れ具合に、そのままコイン洗車場で洗車し、14:00近くに帰宅。

E4＋E13で仙台市内から福島県飯舘村へ2時間で到達できることは素晴らしいことだが、福島県伊達市からの里山風景を早送りのように見るだけでは少しもったいない。K31とその周辺の道を初走破して、改めて風景の美しさに感じ入った。次ぎに753でベーグルを買う時は朝5時とかに出発してでも、下道だけで行きたい。その足で相馬市の「とんかつかつ吉」へ行ければ百点満点だ。ぜひそうしよう。

追記
そしてこの日の夕方、とうとうノーマルタイヤが納品されたとの電話が！待てしばし。