スタッドレスタイヤ導入レポート2022

ロードスターのスタッドレスタイヤを誂えねばならない。万年貧乏の筆者に新品国産タイヤ+新品アロイホイールなんてことは不可能。あれこれ考えたが、一関タイヤバースト地獄の際にお世話になった「タイヤショップ東仙台」さんで中古スタッドレスタイヤ+中古ホイールを購入し、前代未聞の11月下旬に履き替え完了と相成った。

中古タイヤ(DUNLOP WINTER MAXX01)+中古ホイール(5ZIGEN):60,000円
中古ホイール買い取り:-5,000円
支払い総額:55,000円

袋ナット:協栄産業LEGGDURA RACING(M12xP1.5)ブラック KIN16K
価格:7,322円

本件の合計 62,322円

純正ホイールが6.5Jなのに対し、今回購入したのは5.5J。無事に取り付けられるのか心配はあったが紙一重でクリアランスを確保(笑)。もっとも上掲画像のとおり、ツライチの超絶反対の絵面になってしまった。ホイールスペーサー(ロードスター業界ではワイトレ=ワイドトレッドスペーサーというらしい)を購入しようかとも思うが、この絵面をしげしげ見ていると、なんだかトヨタ 2000GTのようじゃないかなどと思ったりもして。

以下中古タイヤ購入の言い訳と4年オチスタッドレスタイヤのインプレッションである。まったくお役に立たない情報なので、あとは読まなくて良いです。

ネット通販に溢れるタイヤ・ホイールセット。ワクワクする話だが、筆者の財力で購入するとなると新品アジアンスタッドレス+安価なオラオラ系ホイールで気持ちが萎えてしまう。タイヤくらいは新品を奢りたいものだが、となるとホイールは中古か……?と考えて閃いた。先日のタイヤバースト地獄を救ってくれた「タイヤショップ東仙台」さん。ヤードに所狭しと積み重なった中古ホイールとタイヤの山にはわくわくした。前輪2本分とは言え激安価格だったことを考えると、新品タイヤに中古ホイールというプランでも、値段的に嬉しいことがあるかもしれないではないか。

で、タイヤショップ東仙台さんに、まずは行ってみた。無ければそれまでだし、見積りくらいはもらえるだろう。先日の礼を伝え、相談したところアジアンスタッドレスタイヤはお勧めしない、と。そうですね、そう思います。ある国産スタッドレスだと3万円/1本くらいだという。うーん、タイヤだけで12万か。ちょっと出鼻をくじかれたぞ。それに16インチ4H/P.C.D.100というホイールも出物が少ないのだそうだ。マツダ純正もあるにはあったが、さすがに少しは気分転換したい。しかもシルバーではなくダーク系色合いのものとなると、選択肢はほとんどない。

見積額だけ聞いて出直す(考え直す)ことも考えたが、現実問題として11月も後半になりあまり時間もない。休日の度にいくつもお店巡りをしたり、ネット通販と組み込み依頼を下ごしらえするのが、急に面倒に思えてしまった。購入を決め別日に取り付けを依頼。作業はあっという間に終了。外したノーマルタイヤ+純正ホイール4本は持ち帰るわけだが、ロードスターには搭載できない。家人にシトロエン C3で同道してもらい、そっちに積んで帰ってきた。結局今期も、つまるところはお金の問題なのだった。以上、言い訳終わり。

効力をまったく当てにできない4年オチウィンターマックスのインプレッションを念のため書いておく。タイヤショップ東仙台さんから帰宅後出直してチェック。先日Tさんの990Sで3周した七北田ダム南側のワインディングを上下往復。一部ウェットな路面があったが、他に走るクルマはなくまったく自由なペースで走ることができた。だから前ダンロップ ル・マンV、後ダンロップ ディレツィアIIIという変則ノーマルタイヤ状態との違いが一層際立ってしまった。全体的にグリップ感が希薄なのは仕方ないとしても、特に旋回ではズルッと横に膨らむ限界値に唐突に達してしまう。加速も乱暴な入力はできず、Aペダルはじわりと開けていかないと、自分のお尻がムズムズする。全体的にノーマルタイヤ比-10km/hくらい速度を落とさないと安全担保が難しいという印象だった。

装着早々に不安ばかりが増すチェックではあったが、これで冬本番になればけっこう慎重に運転する方ではあるので、これはこれで良いのかもしれない。冬の晴れ間にドライ路面を機嫌よく走っていても、たった5mの日陰にアイスバーンがあれば、例え新品国産スタッドレスタイヤでもツルリと滑ってしまうものだ。東北の冬道では常に慎重に運転するしかない。

気が滅入るのでスタッドレスタイヤの話はこれで終わりにしよう。スタッドレスタイヤへの投資を安く抑えて、やってみたいプランがある。実現するかどうかわからないので、動き出したら改めてエントリーしよう。

8件のコメント

  • 5次元ホイール渋い!スタッドレスもダンロップ繋がりですね。次のアクション楽しみにしてます。

    • 渋いもなにも、ダーク系色合いのホイールはこの個体しか選択肢がなかったからで……(泣笑)。あとから5次元調べて「ほお」となりましたけど。ダンロップのスタッドレスは新品で買ったそのシーズンだけで効きが消えていくことで有名みたいで(泣笑)、さらにその4年オチともなれば、仙台の水分多めのベタ雪ならともかく、凍結路では期待できないシロモノです。ダンロップも4年オチ製品のことであれこれ言われても迷惑だと思いますけど(笑)。ホイールスペーサーをかますとボディの汚れが酷いのはプントエヴォ時代にさんざん身に染みたので、どうにも迷ってます。むしろ純正ホイールに20mmくらいのをかました方が、幸せなのかもしれません。

  • うちの124spiderに納車以来履かせてるのも、2018年第1週製造のWM01です。

    2年目以降も普通に効きますよ
    うちのは残り溝的に今シーズンで終わりそうですが。。

    昨冬×ヶ丘の住宅地で、登り坂のブラックアイスバーンで盛大にケツを振りましたが
    リトライしたら登れたので実用上問題無いです。

    WINTER MAXXシリーズになって他社に追いついたので、それ以前の評判はちょっとダメでしたね。

  • うーん。denzouさんがそういうなら、あれは「効いている」のか……??
      
    そもそも「効く」の定義があいまいですもんね。「×ヶ丘」のイニシャルはNでしょうか。Iでしょうか。Iだとしたらケツ振るだろうなぁと(笑)。団地の上り坂でケツを振るようなら、オレはもう「やー、こいつも寿命だな」と見切ります。まぁ寿命云々の前に、やっぱり「慎重に走る」に越したことはありませんね!
      
    2018年前半製造のウィンターマックスのレビューを2022年の冬に読めるのは、クルマで行きますだけ!

  • Aです!

    場所はここです。。
    ↓この坂が5~10cm程度の積雪で轍が部分的にブラックアイスバーンになってました。
    https://www.google.co.jp/maps/@38.2929169,140.8871328,3a,45y,183.98h,90.15t/data=!3m6!1e1!3m4!1sODBsiY-802Z7p993rCZPAw!2e0!7i16384!8i8192!5m1!1e4?hl=ja&authuser=0

    もちろん、効くのは雪上での話ですよ
    乾燥路のグリップがそんなにいいわけないじゃないですか!

    でも、サイドウォールがグニャってるわけではないので、しっかり感はあります。
    あとコンパウンド的に外気温が10℃切ったら普通の夏タイヤよりスタッドレスの方が効きますよ。

    ちなみにサイズは、124の純正と同サイズの205/45R17を純正ホイールに履かせてます。

  • あー!AHが丘!。のここ!なるほどー。ウィンターマックス全体の印象として、サイドウォールのしっかり感、ありますね。いつだか忘れたけど、初めてウィンターマックス履かせた時のブログエントリーのコメント欄でdenzouさんとそういうやりとりをした記憶が(笑)。ダンロップタイヤのサイドウォールは、踏ん張って踏ん張って、あるレベルを超えると一度ぐにゃっといく……だったかな……。もう耐性がついてしまったようで、気にならなくなりました。

  • こんばんは。今回の私のスタッドレスを履き替えに行った時、夏タイヤのことを工場の社長と話をしました。結果、来年のサマータイヤはミシュランを、金額には目をつぶって、試して見ることになりました。
    それにしても、〇ナセのぼったくりには、驚きます。社長は取り換え工賃は1回1500円、タイヤ保管料は6000円、締めて年間9000円としてくれました。〇ナセは保管なしで、年間15000かかります。しかも車に積んでいったら、目の前でササっと30分かけずに交換してくれました。はあ~、目から鱗が落ちる、でした。

    • でもヤナセでしか整備していない個体って、中古市場では良い値段が付くのではありませんか?そのつもりで調べたことはないのですが、実は私がイデアルさんで整備を受け続けた理由も(何分の一かは)それでして。やっぱりひとつのところで整備を受けてきたってことは、あとで何かしら有利になるんじゃないかと思っていました。実際は過走行ばかりでその手の恩恵は一切ありませんでしたが(笑)。
        
      今度この「目の前でササっと30分かけずに交換してくれ」た工場のこと、教えてください。

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