盛岡・遠野・気仙沼2023 #2

盛岡以東、遠野市まで下ってくる第二次岩手探訪の初回を、道路に焦点を当てて章立てして書いている。第二章は岩手県最南端の花泉町から一関市、そして一関市内で乗るK14で奥州市まで北上、R456に乗り換えて花巻市土沢へ。土沢で昼食を摂り、K43とK396で盛岡市内へ至る初日の後半戦を書く。宮城県内脱出までの第一章はこちら

dorobogakkari

第二章 岩手県一関市から花巻市土沢を経て盛岡市内へ
岩手県に入ってからも生活道路的なピュア田舎道を中心に北上を続ける。宮城県石越町から岩手県に入るとそこは一関市花泉で、まずはK183を北東へ進む。このK183も田園と集落の在り様が素晴らしい。JR清水原駅で休憩。

JRshimizuhara

一関市内へ入っていく……と行っても東の郊外の工業団地の中を抜けるので市街地という感覚はない。岩手県立磐井病院の角を右折、目立つ看板のマイケン商店までの短いK19区間も、このルーティングだと春の息吹溢れる山々を眼前に進むことになり美しい。K168と合流し、少し北上すればお待ちかねK14とぶつかる。

一関市から奥州市までのK14をひとことで説明するなら田園地帯エクスプレス。意外とアップダウンもあるので、広大な田園地帯を見下ろしつつ走る区間もそれなりにあるし、道幅が狭くなる区間は昭和のまま時間が止まったような農村集落の佇まいを堪能できる。フォトスポットだらけなのだが、そんな風情なのでついつい気持ち良く走り抜けてしまう。唯一定点観測地点で休憩。

k14
何度もここで写真を撮っているが、
東北新幹線と往き合うのは稀

K14をさらに北上すると奥州市郊外でR456に合流しそのまま北上を続ける。昼食ポイントに定めている花巻市土沢駅前商店街には、このままR456をひたすら北上するのがいちばんわかりやすい。

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もうすぐ土沢
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食後、商店街をぶらり

土沢「大幸」さんでの昼食後、初日ルートでもっとも楽しみにしていたK43に乗る。いざ走り始めると左右に田園地帯パノラマが展開し脳みそがしびれる。素晴らしい。気温が30度にもなっているが当然屋根は開けて、ニットキャップを深々とかぶり、さらにスカーフを巻いて日焼け対策。これでマスクをしていたらテロリストにしか見えないのだが、ロードスターを運転していると周囲が「あぁ、日焼け対策、たいへんですね……」と優しい目で見てくれる(ような気がする)。実はこのK43は2018年にプン太郎ことアバルト プントエヴォで初踏破している。この時も今回と同じく土沢経由盛岡行だったのだが、あの時は夕方から日没にかけての走行でそれはそれで風情があったけれど、今回のような好天夏日とは印象がまったく違う。夕闇に包まれていくK43周辺の景色も美しかったが、遠くの山並みまで見通せるパノラマに運転席でうなる。

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JP小山田郵便局付近
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まだ田植え作業をしている田がある

やがてK43はR396にぶつかるのでそれをそのまま北上する。三ケタ国道らしく便利は良いがその分景色が退屈。盛岡市内に近づくと北上川沿いを走ることになり幸い風情も増すのだが。灼熱の盛岡市内に入る時に車線選びを間違えてR4を一区間だけ北上。逆にこれが奏功し、なじみ深い盛岡八幡宮付近に出てしまう。八幡さまの駐車場にロードスターを停め初日のゴールをここまでとした。

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盛岡八幡宮。
鳥居の後ろから門前通りをのぞむ

この後市内をうろうろ歩いたりして15時少し前にホテルへチェックイン。第一日目は5時間半/206km。盛岡にはミュージシャン仲間もいて連絡するかどうか迷ったのだが、意外と疲れていたのでひっそり慎ましい夜にすることにする。ごめんね、みんな。うたた寝して18時にホテルのベッドで目を覚ますも空腹感もあまりなく、せっかくの盛岡の夜だが昼間肴町アーケードのパン屋さんで保険のつもりで購入したサンドウィッチを食べて早寝してしまう。今回の岩手県探訪で走った美麗道路以外の市内観光やおいしいお店については、探訪記の最終章でまとめて取り上げる予定。そちらもお楽しみに。つづく。

sakanacho
肴町アーケード街は、
どちらかというと平成の匂い

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