岩手県探訪#6・第三日目八幡平の観光道路を堪能

中断していた岩手県探訪ツーリングの6回目にして最終回。二泊三日の行程の、本エントリーでは最終日詳細を書く。

一日目
岩手県探訪#6・第一日目旧R45をひたすら北上

二日目
第二日目ついに踏んだ!岩手県最北端地点

三日目
10月も下旬に差し掛かれば八幡平アスピーテラインほかの観光道路は夜間は閉鎖されてしまう。開放されている時間は8:30から17:00まで。早めに起床して朝食も済ませたが、宿で若干の時間調整。しかも天候は曇天で気温も低い(10度いかない……)。どうなることかと思いつつ曉号を八幡平に向ける。アスピーテライン、樹海ライン、岩手山パノラマラインなどを制覇するための所要時間をはっきりと知らない。大丈夫か……?

西根町の宿を出て岩手山・八幡平方面を目指す。
寒い

実際走り出してみればゴキゲンである。植生は背の低いものばかりだから、眼下の街並みも岩手山も常に目の前に広がる。平日の午前中早い時間だからか誰もいない。走るのも写真を撮るのも自由自在。嬉しい。ただ標高を上げて行くに連れて雲はさらに厚くなっていく。てっぺんの見返り峠付近まで来ると、とうとう路肩には積雪が現れた。幸い路面はドライか、その路肩の雪が融けた水分が濡らしている程度だったが、ノーマルタイヤで何も気にせず走ることができるギリギリの日程だったことを実感。

見返り峠は濃霧というか、雲の中に入ってしまったような様相。一瞬秋田県に越境したがすぐに岩手県側の樹海ラインに進入。今度は下りである。傾斜も緩くコーナーの角度も厳しくないのでギアなど4速で降りてこられる。快適だ。しかしそろそろ交通量が増えてきた。紅葉を見ようという観光客がいても不思議ではないから仕方ない。

ブワーッと走ったり前走車と仲良く走ったりしているうちに標高も下がってきた。岩手山パノラマライン途中の「松川渓谷」「焼走り熔岩流」付近まできたら晴れてきたではないか。もう少し待ってれば青空の下を走れたのか?まぁ天気のことを愚痴っても仕方がない。松川渓谷の「森の大橋」から見る岩手山の紅葉はきれいだった。

さてこれで二泊三日の探訪ツーリングの目的を全て達成したことになる。帰路が問題だ。何も決めていない。なぜならアスピーテラインなどが走れないケースもあり得ると思ったため、三日目のスケジュールは本気で空白にしていたのだ。プランはいくつも考えられるが、さんざん迷った末に小岩井農場経由で御所湖まで下り、K1を味わうことにした。K1、久しぶりだなぁ。山間の集落を縫って走る、田舎道好みの人にオススメする良道である。

御所湖から下ってくるK1。
けっこう強めの雨が時折降る

K1を南下して行くと錦秋湖にぶつかる。西へ進めば秋田県、東へ進めば北上・遠野市である。北上市まで東進せずともK37+K49のコンボで南下し、宮城県栗原市へ帰ってくるという当ブログの超定番コースもある。が、さすがに前日・前々日と合わせて600km以上走って少々お疲れ気味。加えて曇天とパラつく雨。安全を考慮して錦秋湖にぶつかったあとはR107を東進してE46秋田自動車道に北上西ICから乗る。そのままE4東北自動車道に北上JCTで合流。一気に仙台市内まで……と思ったが前沢SAで昼食。

牛すじ定食860円。
丼バージョンもあります

15時過ぎには無事に帰着。E4の後半の眠気はマジでやばかった。食事後仮眠をとれば良かったと反省。考えてみればひとりツーリングで二泊三日行程は人生初なのだ。なるほど、けっこう疲れるのね(笑)。最後に書いておくと、今回のこのひとりツーリングは、当ブログコメント欄と主催OFF会常連のMotiさんの気ままなツーリングのスピリットを参考にさせていただいた(勝手に)。Motiさんは走るだけ走って今日はこの辺で……と当日宿の手配をするような、心底フリーなスケジュールで長距離を走られるのだが、筆者はそこまで行き当たりばったりにはできなかった。これはもう人間の本質的な部分の違いなので仕方ない。実際に試してみれば、事前に宿や目的地を細かく設定しておいたことが、「今日はとにかく予約してある宿まで走れば休めるぞ」という気持ちの余裕につながったと思える。知らない道を走るってのは楽しさ9割、しんどさ1割って感じではなかろうか。話は戻って今回のツーリング、三日間の走行距離数合計は約945km。約1,000kmか。すごい充実感。岩手県がますます好きになった。岩手を舞台にした探訪ツーリングシリーズは今回で最終回とするが、再び走りたい道だらけだから今後も岩手道を楽しむことになるだろう。岩手県に2年を費やしたので、大好きな山形県や福島県に再び行きたい。……そしてスタッドレスタイヤ新調案件が目の前に横たわっている……。

6件のコメント

  • いやぁ、気持ち良さそうですね〜。うらやましい!
    イタリアで宿を決めずに走った先で手配するっていうのを20代の頃にやりました。心配性なので、あまり移動せずにお昼ご飯を食べてさっさとホテルを決めちゃうという本末転倒な感じになっちゃいました。
    私も宿を決めて、そこまでを気持ちと時間の余裕からどこを通るか決めるって方が性に合う気がします。
    冬が来る前に遠くまで走りに行きたいなぁ〜。

    • 今年は酷暑のせいもあって思うように遠出できなかったので、前回の山形と今回の岩手は本当に思い出に残る良いツーリングになりました。特に二日目の岩手県と青森県の県境=岩手県の最北端に到達する直前数kmのワクワク感は忘れられません(笑)。
      __
      イタリアで宿を決めず……ですか……。日本国内でもけっこうハードルが高いのに彼の地でとは。やはり場所を問わず「その日のゴール」が走り出す時にわかっていないと不安に思ってしまいます。宿さえ検索できれば当日にネットでも電話でも予約できるとは思うのですが、晩ご飯は宿のメシを……と考えると当日もちょっとなって感じなので、まずはそこを整理した方が良いのかもしれないですね。

  • 当方のツーリングスピリット参考にしていただき恐縮です(伏
    車を走らせる道で奥深いと思うのが岩手県だと勝手に思っています。
    コメントを書きながら、また走りたくなってきました(笑
    kikuchiさんのコメントにもありましたが、福島もこれまた奥深いですので是非。
    季節柄、もう只見/奥只見辺りは厳しいかもしれません(汗

    • Motiさんのフリーなスピリットには到底及びませんでしたが、なかなか楽しいツーリングではありました。上のP姐さんへの返信を打ちながら気が付いたのですが、その日の三食をもっとフレキシブルに考えられれば、宿手配の自由度は上がるのでしょう。出かけた先で何かウマイモノ……というスケベ心が邪魔をしているのか(笑)。

  • こんばんは。2泊3日の岩手下道三昧、おめでとうございます!いやあ、羨ましい。今まで2泊3日という贅沢な日程で岩手を走ったことは無かったです。まず、宮古に下道メインで行くところから圧倒されました。
    その後は私も走ったことのある道が出てきて、脳内妄想しまくりでした。
    天気が良かったのも羨ましい限りです。岩手だとどうしても日帰りになりがちなので、これからは考えを改めていきます。
    さて私はこのブログに刺激されて、天気の良い日を選んで積年の課題である飯豊桧枝岐大規模林道の桧枝岐部分に挑戦してきました。仰る通り、緑資源幹線林道となっていまして、通称尾瀬小繋ラインとなっていました。
    実際走ってみると、急カーブもほとんど無い走りやすい道でした。私の中では大規模林道ナンバー1になりました。そして、道の駅番屋で食べたそばソフトと道の駅尾瀬桧枝岐の裁ち蕎麦は目が覚めるような味で大満足。しかもイクラの小粒?と思ったらイワナの卵というのがこれまた絶品でした。11月1日の晴天の下の紅葉も美しかったです。
    地名研究会で短い文章を書くために来週木曜日か土曜日に再訪する予定です。
    東北の道は味わい深く、興味が尽きません。

    • 今年の2回の岩手ツーリングはどちらもkikuchi大先輩の大規模林道普及活動から着想を得ているので、「圧倒」などと言われると本末転倒な気が……。いずれにせよ良い道路を教えていただきありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。今回走った八戸・川内線+K7で久慈市なんてコースは、やはり日帰りじゃ大変ですからね。二泊せずとも一泊でも充分楽しめると思います。
      __
      「飯豊桧枝岐大規模林道」、大先輩がナンバー1とおっしゃるならもうそれはそれは。ぜひ走ってみたいですが11月に電車旅行の日程があったり12月頭に作曲+演奏の機会があったり家でボーッとしているのに頭の中だけは忙しい日々が続くので、年内に400km近い遠乗りはもう無理かなぁ……。今年は酷暑で夏のツーリングを棒に振ってしまいましたが、どうも来年も同じような夏になりそうなので、あんまりそうも言っていられませんね。暑さの耐性がほしい。来週の福島行、ご安全に。

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